トップアマのゴルフ練習法|左体重のアプローチならダフリもトップもなし!
ヘッドが下から入ってダフる。あるいはダフって弾かれてトップする。ゴルフをやめたくなるほど深刻なアプローチイップスを克服した渡辺美和さんの練習方法がこちら。
GOLF TODAY本誌 No.594/105ページより
渡辺美和さん
(わたなべ よしかず)
1968年6月17日生まれ。千葉県出身。2019年「関東ミッドアマ」36位タイ。今年、ホームコースの鹿野山ゴルフ倶楽部で3度目のクラブチャンピオンに輝く。旧カナリヤガーデンCCでもクラチャン3回獲得。
左右対称ではなく、上から下に振る
写真左)トップでも左足体重をキープ。ヒジの位置は高め。
写真右)フィニッシュのヒジの位置は低めに抑える。
高いトップから低いフィニッシュへ
スイングは左右対称とか、アプローチはトップとフィニッシュのヒジの高さを同じにするとかいわれますが、ぼくはドライバー以外のショットはすべてトップを高め、フィニッシュを低めにしています。そうすることでヘッドが上から下に動いてダウンブローに打てるからです。
ダウンブローで打てているかどうかをチェックするために、練習の始めと終わりには必ずSWでアプローチショットを打ちます。ポイントはアドレス時の体重配分です。左足6割、右足4割とよくいいますが、ぼくは左足10割で立ちます。右足は靴の中でツマ先立ちして親指で地面を押さえる感じです。実際、完全に0にはできませんが自分の中では限りなく0に近いイメージです。テークバックで右足に乗ると軸が右に傾いてアッパーブローになりやすいので、左体重をキープしたままクラブを上げて下ろします。
■POINT1 右足のカカトを浮かせるくらいの意識で左足体重をキープ。
■POINT2 ボールの手前ではなく先を見るとダフりにくい。
右足体重になるとリリースが早くなってボールの手前にヘッドが落ちる。
フィニッシュを高くするとヘッドが下から入るのでダフりやすい。
渡辺流飛ばし術
ボールをつかまえる構え方
「顔の前で地面に対して90度にフェースを合わせます。そのまま地面に置くと左にかぶって見えますが、実はこれが本当のスクエアです」
スコアアップアイテム
長尺パター
「ショルダーストロークを身につけるには長尺パターがうってつけ。最初は練習オンリーでしたが、いまは試合でも長尺パターを使っています」
パーソナルデータ
得意クラブ:パター
「水上晃男さんに習った方法ですが、部屋にパターマットを敷いて縦に置いたレンガにボールを当てる練習をしています」
練習回数:週3〜4回
「1回の練習は70〜80球くらい。そのうちショートゲームが半分で、残りは自分で閃いたことを試したりします」
ラウンド数:年50回
「昔はもっとラウンドしていましたが、回数が減ったぶんゴルフが楽しくなったし、大事にプレーするようになりました」
シングルになるまでの期間
過去1年のベスト&ワーストスコア
2020年3月 66 鹿野山GC(プライベート)
「このときはパターがよく入っていました。たとえホームコースでもパターが入らなければスコアは作れません」
2021年3月 84 成田ヒルズCC (練習ラウンド)
「替えたばかりのドライバーを持っていったら曲がりまくりました。クラブが合っていなかったようです」
協力/関東ゴルフ連盟、成田ヒルズカントリークラブ
※アマチュアにはボランティアで協力していただいています。
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