練習前にスピード感を体に覚えさせる!マン振りは腕ではなくて、 体を最速で回す!
飛距離365ヤード!高島早百合が教えるプラス10ヤードの直前練習【Vol.12(最終回)】
練習不足の月イチゴルファーほど直前の練習で飛距離アップできるポテンシャルが高い!この連載ではドラコン女王の高島早百合が飛距離アップにつながる直前練習を紹介します!
GOLF TODAY本誌 No.597/92〜93ページより
腕に力を入れてもヘッドスピードは速くならない
2年間にわたる飛距離アップの連載で、最後にお伝えしたいのはマン振りの重要性です。私もトレーニング前やドラコンの大会前には必ずマン振りで練習しますが、マン振りは究極の練習法だと思っています。
マン振りで意識して欲しいのは腕を速く動かすのではなくて、体を速く回すことです。腕を速く動かそうとしても、腕に力が入ってしまうだけで、ヘッドスピードは上がりません。感覚としてはお腹を先にビューンと回して、そこにヘッドがついていく感じです。
マン振りのメリットとしてはまず体を速く動かす感覚を覚えさせることができる。もう1つは、本気で飛ばそうとしたときに自分のスイングがどうなるかを確認できることです。スピードを抑えて打てば、ある程度はスイングを整えて打つことができます。でも、マン振りなら微調整できないので、本番で飛ばそうとしたときに、どこに力が入ってしまうのかがわかります。それを踏まえた上で、自分なりにポイントを決めて練習することが大切。今後もそうやって、飛距離アップの練習を続けてください。2年間、本当にありがとうございました。
マン振りしたときはシャフトが体に巻きついてヘッドが体の前まで動いているのが理想。ヘッドが背中や頭の上で止まってしまう人はマン振りになっていない。
ラウンド直前の練習ではマン振りでボールを打つことで、自分の調子や体の動き、さらに力を入れたときにスライスするのか、フックするのかをチェックできる。
インパクトでフェースがスクエアになったときは、お腹も真っすぐに目標方向を向いていればOK。
体を回すことで軸もブレにくい。腕が先行して体が回っていないと軸が右に倒れたり、体が横に流れるスイングになりやすい。
マン振りしようとしたときに、体が回っていないと腕だけが動いてしまうので、手打ちになったり、急激にフェースを返すスイングになってしまう。
高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、18年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録(当時)を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ! 高島早百合チャンネル」も好評。
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