全米女子オープンに向けて自信
米女子ツアー、DIOインプラントLAオープン最終日、1番、4番、5番とバーディを重ねた後、6番パー4では右のベアグランドから4オンのピンチを迎えたがあわてない。4メートルのボギーパットをねじ込んで、自分の流れを切らさなかった。
次の7番パー3では、1メートルにピタリとつけてバウンスバック。通算12アンダーにスコアを伸ばし、他の選手を寄せ付けないゴルフを徹底した。
どんな状況でもルーティンを守るゴルフは、バックナインでも徹底した。15番パー5では、2段グリーンの上段から、複雑なラインの長いパットを沈めてダメ押しのイーグル奪取。最終18番こそボギーにしたが、それでも2位のハナ・グリーン(豪)に5打差をつける通算15アンダーの圧勝だった。
昨年9月以来となるツアー6勝目を呼び込んだ秘訣はどこにあったのか。今季は、いいスコアは出るものの、4日間安定することが少なく、これまで7試合に出場してトップ10入りはゼロ。先週のロッテ選手権では予選落ちも喫している。
「朝はすごく緊張していたんですけど、一つバーディが来てからは落ち着きました。目標を(通算)15アンダーに設定していたので達成できてよかった。先週予選落ちだったので、こんなに変わるんだ、と思いました自分を信じてやってきてよかった。やっと落ち着いて4日間できました」と振り返った勝利への72ホール。大叩きしてしまう日があるのはなぜなのか、試行錯誤を続ける一方で、自分をしっかりと持ち続けたことが優勝につながった。
6月第1週には、目標に掲げるメジャーのシーズン第2戦、全米女子オープン(2~5日、ノースカロライナ州パインニードルズL&G)が開催される。それまであと3試合。昨年は、プレーオフに進出しながら、新鋭笹生優花に敗れる悔しい思いをした大舞台で、今年こそリベンジしたい。「このタイミングで勝てたのは大きかった」という言葉には、自信を持ってメジャーに臨めるという気持ちが表れていた。
高校3年生だった2016年に日本女子オープンで優勝してプロに転向。翌年から米ツアー中心にプレーを続けてきた。最初の年はなかなか結果が出ずにシードには手が届かなかったが、再びQTから這い上がり、2018年に初優勝。以来、ブレることなく米ツアーの中心選手の一人となっている。
長い目で自分を見つめながら、コツコツと練習を重ねて自分と向き合い続ける。優勝という結果は、さらにそれを続けるための大きなカンフル剤なのかもしれない。畑岡はそのことをよくわかっているからこそ、強い。




