シングルプレーヤーが考える「80切りの壁」
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ゴルフブロガーのもう少しでシングルです!これまで「100切りの壁」と、「90切りの壁」をどう突破したかを書かせていただきました。今回は、2020年に「80切りの壁」を突破するまでにどのような取り組みと練習をしたのかを紹介させていただきます。
シリーズ一覧
● シングルプレーヤーが考える「100切りの壁」
● シングルプレーヤーが考える「90切りの壁」
80切りのスコアの考え方は?
私が90切りを達成したのが2014年7月でした。80切りを達成したのは2020年7月なので、80切りの壁を突破するに6年を要しました。2017年、2018年、2019年のベストスコアがそれぞれ80でしたので、なかなか苦労したことがわかっていただけると思います。
80切りの壁を突破するためにどのようにスコアを作るかを考えてみます。計算自体は簡単で、パーが11個、ボギーが7個なら79回になります。80切りを狙うゴルファーの方ならバーディを取れる力もあるはずなので、多少はダボを打っても大丈夫です。
実際に、私が80切りの壁を突破したスコアカードを見てみましょう!
この日は、バーディが3個、パーが9個、ボギーが4個、ダボが2個でした。ダボを2個打ちましたが、それを上回るバーディが3個取れましたので、80切りを達成できました。
いつもそうなのですが、壁を突破する時の最終ホールはだいたいダボです。この日は前半が最終ホールまでパープレイ、後半が最終ホールまで1オーバーとかなり良いスコアでした。こういう時はいつも最終ホールのティーショットを曲げて、スコアを乱してしまいます。
武器となる飛距離を手に入れた!
これまでの投稿でお伝えしてきたように、継続的なレッスンでスイングの安定性を高めたり、ショートコースでアプローチの強化をしてきましたが、3年連続で80切りの壁を突破できませんでした。さすがに同じことを続けていても時間ばかりが過ぎてしまうので、新しいチャレンジが必要だと考えました。
2020年にスタートした新たな取り組みが、飛距離アップのためのヘッドスピードアップです。きっかけはYouTubeでヘッドスピードを上げる動画を見つけたことです。実際に試してみたら、ヘッドスピードが42m/s前後から、数か月で50m/s台前半にアップしました。ちょうどヘッドスピードが50m/s台前半で安定していた時に、「80切りの壁」を突破することに成功しました。
ヘッドスピードが8m/sアップすると、単純計算でドライバーの飛距離は30ヤードぐらい伸びます。飛距離が30ヤード伸びると、セカンドで持つクラブの番手が2番手から3番手ぐらい変わってきます。これまでセカンドをミドルアイアンで打っていたところを、ショートアイアンで打てるようになると、ミスショットの発生頻度も少なくなりますし、ミスの程度も軽くなりますので、スコアにも好影響が出やすくなります。
最終的に2020年にヘッドスピードは60m/s越えを達成することになります。ドラコン用のドライバーとボールを使えば、300ヤード越えも打てるようになりました。ただ、飛距離が伸びると曲がり幅も大きくなりますので、以前よりもOBが出やすくなってしまいます。スコアを重視するなら常に万振りではなく、ヘッドスピードを多少落としてコントロールできるようになる技術も必要になってきます。
これからの自分に一言!70台でラウンドできる回数を増やすために、パーオン率を上げましょう!
苦労して「80切りの壁」を突破したものの、恥ずかしい話なのですが、70台でラウンドできたのは、このラウンド以外は2021年にもう1ラウンドだけです。壁を突破したからといって、常に70台でラウンドできないのが、ゴルフの難しさですよね。
このような原稿を書かせていただきましたので、70台でラウンドできる回数を増やすための施策を考えました。
まずは、ラウンド目標を変更します。私のラウンド目標は、スコア80回を前提に、パー10個、ボギーオン16回としてきました。
これからはスコア79回を前提に、パー11個、ボギーオン16回(うちパーオン9回)に変更します。70台でラウンドするためには、パーだけでなくバーディを取れる確率を上げる必要があります。そのためには、やはりパーオン率を上げるのが近道になると思います。パーオンしてバーディパットを打つ回数を増やし、入らなければパーというのが理想的です。
ちなみに、2021年の私のパーオン率は21.1%しかありませんでした。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のホームページで、2020-2021年シーズンのデータを見ると、女子プロの平均パーオン率は67.6%です。さすがにこの差はすぐに埋まりませんので、当面はパーオン率50%を目指すため、パーオン9回の目標を追加しました。ちなみに、私が70台でラウンドできた時のパーオン率は50%前後でした。
女子プロの平均パーセーブ率(パーかそれより良いスコアの比率)はなんと83.4%。パーオンできなかった時も、寄せワンでパーを取っているのでこういう数字になっています。
今回は「80切りの壁」をどのように突破したかという記事ですが、最後は私の今後の意思表明の場になってしまいました。引き続きアマチュアゴルファーの方に役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
- もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。