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バンカー脱出の極意は砂を前に飛ばすこと!

PGA初の女性A級ティーチングプロ 中村英美がレクチャーする「100を切るためのお約束!」|第15回

2022/07/23 ゴルフサプリ編集部

100切りを目指すゴルファーにとってバンカーは難関の一つ。なるべくバンカーを避けて通るのがベストだが、運悪く入れてしまったら1回で出すことに全力を注ごう。「スイングはシンプルでOKです。出すだけなら難しくありませんよ」と中村英美。一発脱出のポイントを教えてもらうとしよう。

バンカー脱出の極意は砂を前に飛ばすこと!

脱出させるだけならフェースもスタンスもスクエアでOK

バンカーは池やOBとは違い、ショットを打てる状況ですが、多くのアマチュアゴルファーにとっては厄介なハザードの一つでしょう。いろいろな打ち方がありますが、まずは1回で脱出させることが大切です。ところがバンカーが苦手な人は難しい打ち方をしてしまう傾向が多く見られます。1回で出すだけならもっとシンプルな打ち方で十分に対応できます。

 バンカーショットは「サンドウェッジのフェースを開いてオープンスタンスに構え、アウトサイドインのカット軌道でボール周りの砂を打ち抜くのが基本」という具合に教えられた方が多いことと思います。これはバンカーのアゴが高いときやピンが近いときなど特殊な場面で用いるテクニックですし、オープンに構えると方向が取りにくいという難点もあります。100切りが当面の目標の人は、そんな難しい打ち方をしなくても構いません。ピンに寄らなくても1回でバンカーから出せてグリーンに乗れば大成功と考えてください。そのためにはフェースをスクエアにセットし、スタンスもスクエアに構えてアプローチの延長のつもりで打ちましょう。

フェースを開いてオープンスタンスに構えるのは間違いではないが、100切りを目指す人には難しいので避けよう。
バンカーから1回で出すだけなら通常ショットのようにスクエアに構えるのがベスト。
フェースを開かないでスクエアにセットしよう。
ピンに対してスクエアに構えれば方向が取りやすく、脱出成功率がアップする。

注意したいのはボールを右に置きすぎないようにすることと、右手グリップを浅く握らないようにすること。ボールを右に置きすぎるとインパクトが詰まりやすいですし、右手を浅く握ると下からすくい上げるような動きとなり、脱出が難しくなってしまいます。ボールをスタンス中央よりもやや左にセットし、右手をグリップの上から握る感じで構えるのがポイントです。

右手をグリップの下から握るのはNG。
結果的にすくい打ちとなり、バンカー脱出が難しくなる。
ボールをスタンス中央よりも左に置くのも大事なポイント。

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トップの左腕が10時、フィニッシュの右腕は2時のイメージ。
上から鋭角に打ち込むとインパクトが詰まって砂を前に飛ばせない。

バンカーショットは唯一ダフってもいいショットですから、インパクトはアバウト感覚でOKです。ボールの手前10センチも20センチもダフってはダメですが、ボールを直接打たないでボールの周りの砂をピンに向かって飛ばすつもりでフォロースルーをしっかりとることが大切です。ピンが近いからといってインパクトが緩んだりスピードを落としたりすると大ダフリの結果を招きます。バンカーからなかなか出せない人はフォロースルーが小さくなりすぎている点を修正してください。スピードを絶対に緩めないで砂を思い切りよく飛ばしましょう。フォロースルーをしっかりとれば驚くほど簡単に脱出できるようになりますよ。

ピンが近くてもバックスイングを大きめにとる。
手前をダフってもいいショットなのでインパクトはアバウト感覚。
ボール周りの砂をピンに向かって飛ばす意識を持とう。
フォロースルーをしっかりとれば脱出成功率がアップ。

〈まとめ〉
・フェースを開かず、スタンスもスクエアでいい
・ボールをスタンス中央より1個分左にセット
・右手はグリップの上から握る感じを出す
・10時から2時までのスイングを基準と考える
・ボールよりも砂を飛ばす意識を持とう
・インパクトを緩めないでフォロースルーを大きくとる

スクエアに構えて、ボール周りの砂を思い切りよく飛ばそう。

中村英美
なかむら・ひでみ/群馬県出身。163㎝。法政大学ゴルフ部卒。2015年の関東女子ミッドアマ優勝。フィリピンや台湾でトーナメント出場の経験を積んだ後、ティーチングの道に進む。21年にPGAで女性初のA級の資格を取得。22年はPGAアワード賞の最優秀賞に輝いた。アマチュアレッスンのほか、女子ゴルファーのキャスティング、コンペ・イベント企画を運営するV・J・Golfを主宰。

取材・文/三代 崇
写真/渡辺義孝
協力/栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部


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