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高反発性能と低重心が生む高初速、高弾道で未知の飛距離を体験|プロギア PRGR03アイアン

2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.26

2022/06/14 ゴルフサプリ編集部

高反発性能と低重心が生む高初速、高弾道で未知の飛距離を体験|プロギア PRGR03アイアン

スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはプロギア「03アイアン」。その飛距離性能でセンセーショナルを巻き起こしてきプロギアだが、今回はミッドサイズながらもアイアンのシャープなフォルムを持つ自信作。もちろん飛距離も補償付き。それどころか7番で200ヤード超えという脅威の飛びを実現した。

7番アイアンでロフト26度。記憶の中では一番立っている

高反発性能と低重心が生む高初速、高弾道で未知の飛距離を体験|プロギア PRGR03アイアン

“シャープなフォルムに潜む、野獣の飛び”とメーカーが標榜するアイアンだ。

「見た目がシンプルでかっこいいですね。角がしっかり出たボックス型の顔つきですがフェースの高さは低め。ネックも短く面長な感じがあるので構えた時に安定感があります」と関が言う通りミッドサイズでありながらもシャープな印象を与えるヘッドを持つ。アドレス時の顔つきにこだわるゴルファーでも違和感なくアドレスでき、方向性も定めやすそうだ。

「7番アイアンですがロフトは26度。僕の記憶の中では一番立っているロフトだと思います。これ以上ロフトが立つとボールが上がらなくなります。普通に考えれば26度でも厳しいのですが、そこに超低重心や極薄フェースといった新基軸を投入してボールを上がりやすくする。そんな構造だと思います。これはもう飛び系アイアンのカテゴリーですね」

芯を外しても180ヤード飛ぶ驚きの飛距離性能

ということで早速打ってみると数々の発見が。まずは打感から。

「通常の飛び系アイアンだと“パキン!”みたいな感じで強く弾く打感が多いのですが、これは柔らかいとまではいかないまでも球持ちがいい感じがあります。飛び系アイアンに限れば明らかに柔らかいですね。打球の高さは1番手ほど低くなった感じなのでそれほど気にならない。これならグリーンにも止まると思います」

これらに貢献しているのは軟鉄鍛造ボディと高強度薄肉フェース。前者は打感の柔らかさ、後者が心地よい弾き感を司り双方を両立させている。しかし、驚いたのはその飛距離。

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「芯の広さを確認しながら打ってみたところ、1センチくらいトゥ側に当たったけれど197ヤードも飛びました。毎回言いますが、僕はこんなに飛びません。“関さんだから”では決してない。正直7番で160ヤードくらいですから、2~3番手ぶん飛んでいる計算になりますね。

7番で130ヤードの人なら160ヤード飛ぶアイアンです。ヒール側に当たっても183ヤード。プロモデルだと芯からヒールに当たった時の打感は遜色ないのですが、飛び系アイアンはトゥ側と芯はいいけれどヒール側はすごくカタい感触になるものが多い。ところがこのモデルはそれがありません。ヒールに当たって183ですよ。これは楽ですよね」

その秘密は高い反発性能と低重心化による高弾道を実現したヘッドの設計にあり。高強度薄肉フェースとセンター重心の組み合わせ、アマチュアの平均実打点でも高い反発性能を発揮できるよう設えたバックフェースグルーブといったテクノロジーにより、アイアンらしい形状を守りながら爆発的な飛びを実現したようだ。

スイープに芯を食ってついに200ヤード超え!

「たまたま芯に当てようとして噛んだんですが、芯に当てようとしてフェースの上目に当たると飛びません。アイアンの重心の高さは芯の高さ。このアイアンもそうですが低重心で芯がすごく下にあります。そのためダウンブローに打つと上に当たりやすくなる。そこは唯一得意じゃない分野なのでダウンブローに打つ人には向かないですね。

でもそのほかは問題なし。球が上がらない、ダフり、トップが多い人にはとてもいい。スイープに打って芯を食ったら205ヤードも飛んだ。これはもうユーティリティの領域。めちゃ飛びます。ちょっと飛びすぎの感もありますが、飛距離が落ちてきた人が昔の飛距離を取り戻すにはうってつけのアイアンです」

7番アイアンで200ヤード超えとは衝撃の一言。しかもダウンブローに撃たない方が飛ぶ。アマチュアゴルファーの強い味方になってくれることは間違いなさそうだ。

試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV


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