「V2」は大ヒットモデルのブラッシュアップモデルか

「The ATTAS」というシャフトは、中調子でいわゆるクセのないモデル。ややゆったりとしたしなりを持ち、タイミングの取りやすいのが特徴です。フレックスや重量帯によってパワーのない方からツアープロまで、幅広いゴルファーにマッチするモデルとして現在でも安定した人気を誇っています。

そんな高性能なモデルをベースにした「The ATTAS V2」という新シャフトは、一体どんな仕上りなのか、クラブフィッターとして40g台から70g台までがっつり試打させてもらいました!

キャッチフレーズは「どまっすぐ」「ど真ん中調子」

USTマミヤの説明によると、The ATTASの長所はそのままに、最新のヘッドに合ったマテリアルと性能を上乗せすることで、さらなる方向性と飛距離を高めたモデルに仕上げているのだそう。

具体的な製品特徴としては、先端部に縦横両方からの剛性を高められる4軸カーボンシートと強度、弾性に優れた「トレカ®M40X」という素材を使用。さらに全長に高弾性シートが2種類採用されています。

要約するとクセがなくタイミングが取りやすいところは継承しつつ、よりシャキッとした弾き感のある感じに仕上げて、今のヘッドと組み合わせるとより飛んで曲がらないモデルになりましたよ!といったところでしょうか。
百閒は一見にしかず!さっそく打たせてもらいました。

軽めのモデルでも挙動は穏やか。重めになるほど張り感が高まる

フレックスのバリエーションは、40g台がR、SR、S、X、50g台がR、SR、S、SX、X、60g台がSR、S、SX、X、そして70g台がS、Xとかなり細かく設定されています。試打は4Rから7Xまでほとんどのスペックを打たせてもらいました。(マミヤさん長く打席を占領してすみませんでした)

シャフト自体の感想としては、現代的なクセのないシャフト!といった仕上がり。振ってみるとシャフトの真ん中がしなっていますよ~といった分かりやすい挙動で、タイミングが取りやすかったです。

適度な弾き感と重く大きい現代のヘッドとのマッチングが考えられたかのような、当たり負けしない剛性の高さが良い感じ。ベースとなった「The ATTAS」との住み分けが、しっかりできているのもよいところだなと感じました。

重量帯別で、個人的に感じた部分は、軽めの重量帯の柔らかいフレックスは、しなやかでわりとゆったりとしたしなり戻りに感じましたね。つかまりのよいヘッドと組み合わせると良さそう。

硬くなるにつれ、シャキッとした振り味に変わっていきました。60g以上の重めの重量帯は、フレックスに合わせてしなり量が変わりますが、どのフレックスもシャキッとした印象です。

同じフレックスを違うヘッドでも打たせてもらいましたが、ヘッドの性能を邪魔しないというか、ヘッドなりの弾道が自然と打てるのも良いポイントのひとつです。

これまた長く愛されるシャフトが出てきたなというのが全体的な感想ですね。市場に出た時の反応が楽しみです。個人的には、ど真ん中がしなる中調子というのは、市場にモデル数が少ないので、フィッティングでお勧めするシャフトの幅が広がりとても喜ばしいです!

■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。