Q:いつも失敗ばかり恐れている自分がイヤになってしまいます

A.不安の優先順位をつければミスへの恐怖心が薄らぎます!

不安に対しての対策を一つずつ練ってみよう

状況ごとに自分の不安を整理して、不安の優先順位をつけてみよう。最終的に不安の少ない対策法を選択すれば失敗への恐怖心が薄れてプレーのパフォーマンスが上がる。

失敗を恐れながらプレーしている自分を、変えたいというご質問です。きっと苦手意識ばかりが先行してしまうのでしょうけれど、自分は失敗してしまいそうだと最初から決めつけているように思えてなりません。

メンタルの根本的な考え方としては○を増やしていくことです。だからミスするのではないかと恐れる自分にも○をつけていい。

「こんなミスが出るかもしれない」というのは想定内のミスといえます。私たちプロでもあらゆるミスを想定しています。

ナイスショットのイメージしかないわけではなくてミスもイメージするのですが、それを避けるにはどうするかの対策を一つずつ立てているのです。

割り切ることも大切

右のOBを避けたい。だけど右を嫌がって左に引っかけたらバンカーにつかまりそう。こんな具合に不安を一つずつ取り上げてみて、それに対して一つずつ対策を考える。

「じゃ3番ウッドでティショットを打とう」とか、「フェースを少しかぶせよう」などと対策が取れるなら取って、取れないことに対しては最終的には諦める。

様々な場面で不安が3つ4つ出ますよね。それに対しての優先順位をつける作業を、案外皆さんは全然やっていないわけです。

右のOBは絶対ダメだから優先順位の1番として、左の林とか深いラフとかどこを2番目にするかを考えてみる。こんな具合に3つ目、4つ目を探してみると最終的にどのクラブでどこを狙えばいいかの判断がつきます。

だけど不安を全部一緒にして考えると、どうすればいいかが見えなくなってしまう。これが失敗ばかり恐れてしまうことの真相ではないでしょうか。

どうして不安になるかといえば、メンタル面でもマネジメント面でも実行の整理ができていないからです。右のOBが絶対ダメなら左のラフはOKと割り切ること。100の不安が70くらいになれば心理的ストレスがいくらか軽減されるはずです。




北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


スコア80台でラウンドするためのゴルフ学

VOL.49 マネジメント編へ

シリーズ一覧へ