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「パラダイム」と「JAWSフォージド」が男子ツアー開幕戦から大活躍!
今年はどのギアへシフトした?キャロウェイスタッフプレーヤーのセッティングを拝見
米PGAツアーでは2023年の初戦からジョン・ラームとキム・シーウによって「パラダイム」ドライバーが2連勝しそのポテンシャルを見せつけたが、日本ツアーのプレーヤーは「パラダイム」をどのように評価しているのだろうか。また、3月下旬に発売された「JAWSフォージドウェッジ」のパフォーマンスも気になるところ。そこで開幕戦「東建ホームメイトカップ」に出場したキャロウェイゴルフスタッフプレーヤー7名の使用クラブを調べてみた。
協力/東建ホームメイトカップ
写真/相田克巳、キャロウェイゴルフ提供
「パラダイム」と「JAWSフォージドウェッジ」へシフト完了
新作の「ローグ」が登場したときにも「エピック」が気に入って使い続けるプロはいたし、その逆のケースもあった。しかし、今季は初戦の「東建ホームメイトカップ」から全員が揃って「パラダイム」のドライバーとフェアウェイウッドにスイッチ。さらに7人中6人が「JAWSフォージドウェッジ」をバッグに入れてきた。
新しいクラブへのシフトがいち早く完了したことが示唆するのは、「パラダイム」と「JAWSフォージドウェッジ」それぞれのパフォーマンスが明らかに前作を超えてきたこと。そして勝つためにマストな選択であったことも間違いない。
それでは、開幕戦3日目を終えてトップに立ち最終順位3位タイ、初戦としてはまずまずの成績で終えた石川遼のセッティングから詳しく見ていきたい。
開幕戦で好スタートを切った石川遼のクラブセッティングを見る
【新】石川遼のクラブセッティング(撮影/2023年東建ホームメイトカップ)
クラブ | ヘッド(ロフト角) | シャフト |
---|---|---|
1W | パラダイム トリプルダイヤモンド プロトタイプ(10.5度) | ツアーAD PT-6(X) |
3W | パラダイム トリプルダイヤモンド(15度) | ツアーAD PT-7(X) |
UT | APEX UW(19度) | ツアーAD PT-8(X) |
4〜8I | エイペックス MB | NSプロ モーダス³ システム3+(S) |
43、48、52、56、58度 | JAWSフォージド | NSプロ モーダス³ システム3+(S)(43〜56度) ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S200)(58度) |
パター | オデッセイ トライホット 5K THREE | ラウネ プロトタイプ |
ボール | クロムソフトX LS | ー |
【旧】石川遼のクラブセッティング(撮影/2022年東建ホームメイトカップ)
クラブ | ヘッド(ロフト角) | シャフト |
---|---|---|
1W | ローグST MAX LS(10.5度) | ツアーAD IZ-6(X) |
3W | ローグST ◆◆◆T(14度) | ツアーAD PT-7(X) |
UT | APEX UW(21度、24度) | ツアーAD PT-8(X) |
5〜8I | APEX TCB | NSプロプロトタイプ システム3+ |
43度、48度、52度 | JAWSフォージド | NSプロプロトタイプ システム3+ |
56度 | JAWS | NSプロプロトタイプ システム3+(X) |
59度 | マックダディ2 R-デザイン ツアーグラインド | ダイナミックゴールド EXツアーイシュー |
パター | オデッセイ プロタイプ09iX | ー |
節目の20勝を目指す今季の石川遼はクラブを大幅に入れ替え
石川の使用クラブは昨年開幕時からガラリと入れ替わったが、とくに目新しいのは1W、3Wの「パラダイム」とウェッジの「JAWSフォージド」だ。
ドライバーは「パラダイム」の<◆◆◆S>と刻印されたプロトタイプ。ヘッド体積440ccのツアーモデルはつかまりがよく「すっぽ抜けたような当たりでも右ラフで耐えてくれるし左にも行かない」(石川)のが長所だ。
この「パラダイム」は開幕戦から大活躍した。東建多度カントリークラブ・名古屋でスコアを作るには後半12番と17番パー5で確実にバーディーを取らなければいけない。だが両ホールともに「右がOBで左はノーチャンス。右を消しながら左に行き過ぎないように打たなければいけない」(石川)ため意外とティーショットでプレッシャーがかかる。
しかし、石川は初日からグッドショットを続け、右に抜け気味だった最終日も曲がりが想定内に収まり、4日間通じて1イーグル、7バーディーとほぼ完璧に攻略してみせた。
3Wは「ローグST トリプルダイヤモンドT」から「パラダイム トリプルダイヤモンド」にチェンジ。「ローグST」はロフト14度の飛び系だったが、スピン量の少ない「パラダイム トリプルダイヤモンド」の飛びはそれをさらに上回っていて、「すごく使いやすい」「こんなに飛ぶんだ」と石川を驚かせた。
UTは「パラダイム」もテストしたが「飛び過ぎてしまう可能性がある」ことと「エイペックスUW」の「落下角度が大きくグリーンに止めやすい」ため後者を継続して使用。4番アイアンを復活させたことから本数は2本から1本になった。
スイング改造が落ち着いてきたことからアイアンはキャビティの「APEX TCB」からマッスルバックの「エイペックスMB」にチェンジ。いままでアイアンは5番からで4番の代わりに「エイペックスUW」24度を使っていたが、スイング改造で入射角が浅くなったことと「エイペックスMB」の重心の高さにより、しっかり弾道の高さが出てグリーンで球を止めることが可能となり4番が復活した。
石川がウェッジに求めているのは、しっかりした打球感とフェースに球が乗っている感覚。顔も9Iの代わりの43度以外は丸みのあるウェッジが好みなので5本すべてを「JAWSフォージド」に変更した。
5本ウェッジにしているのはショートゲームの精度を上げるため。43度は9Iより飛ばないため、8Iとの飛距離差が17〜8ヤードと大きくなったがそれは承知の上で、43度以下のピッチを12〜3ヤードで均等に揃えることで150ヤード以内はすべてピンをねらっていける体制を整えている。
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