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夏の深~いラフから最もやさしく脱出できるのは、あのクラブだった!ツアープロから教わった賢いゴルファーの選択肢

夏の手強いラフに負けないための秘策を伝授

2023/07/06 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

アプローチはできるだけ転がしで

アプローチショット

次に、アプローチショットのケースです。

微妙な距離感が必要なアプローチも、素振りが重要なポイントになります。というのも、ロフトが大きく、フェース面積が大きくて芝の抵抗を受けやすいウェッジで、ヘッドスピードを遅めにしてデリケートに打たなければならないのがアプローチなので、芝の抵抗によってボールの勢いが大きく変わってくるからです。

一般ゴルファーの多くが距離測定器などで距離を測り、地面に触れることなく素振りだけをして打ってしまうことがありますが、それではなかなか上手く寄せられません。

<打つ前にすべき大事なこと>
● 必ず打つ前にラフに触れて、抵抗を感じながら素振り
● 実際の距離よりもどのくらい強く、大きくスイングしたらいいかを計算

また、ロフトの大きいクラブになるほど、インパクトでボールとフェースの間に挟まる芝の量などの影響で、スピン量やボール初速にばらつきが出やすくなります。そのミスを軽減するためには、上げるより転がすほうが安全。グリーン面を有効に使いながら、ランニングで寄せることを考えるように考える。それが賢いゴルファーの選択です。

文・真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)

真鍋雅彦

1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

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