「これ本当にR?」ってくらい思い切り叩いて飛ばせる!UST Mamiya の新ブランド「LIN-Q(リンク)」が日本上陸
ATTASシリーズとは異なるターゲットに向けたツアー発シャフト発表にUST Mamiya Japanのスタッフも力が入る
「ATTAS(アッタス)」シリーズでおなじみのUST Mamiya Japanから、グローバル戦略モデル「LIN-Q(リンク)」の日本バージョン「LIN-Q BLUE(リンク ブルー)EX」が、10月6日に発売される。それに先駆けて、8月24日(木)にPGM銀座ゴルフアカデミーで、メディア試打発表会が実施された。そこに、ツアープロ予備軍でもある薮下真衣選手とともにお邪魔して、いち早く試打をしてもらった。
写真・取材・文/下山江美
PGAツアー選手にも人気のアメリカ発ブランド
ワッグルした瞬間に「しっかり感がある」とコメントした薮下真衣選手
「LIN-Q(リンク)」は、アメリカ市場で2019年にスタートしたブランド。複数のPGAツアー選手が使用している実績があるという。
今回発売する「リンクブルーEX」は、日本市場向けにトルク値やキックポイントなど、細かなスペックの調整を施し、満を持して日本初上陸させた飛び系中元調子のシャフトになっている。
こちらのシャフトを試打したのは、薮下真衣選手。現在、LPGAツアープロテスト合格を目指しながら、日本橋の工房でレッスンやフィッティングを担当。
さらに、リシャフトやグリップ交換など、クラブをカスタマイズするクラフトウーマンとしても活躍している。そんな真衣選手の試打インプレッションを聞いてみた。
パワーヒッターが、しっかり叩いてブレずに飛ばしていけるシャフト
60グラム台のほうが、重さでタメが作りやすく強い球が出ていた
真衣: まずは、一番軽くて柔らかい5Rから試してみたのですが、ワッグルした瞬間から「すっごいしっかり感がある、これ本当にR?」という印象を持ちました。
しっかり叩いていける感があります。三菱ケミカルさんの「TENSEI」とか、フジクラさんの「VENTUS」と同じターゲットなのかな?と感じました。
――そのあとすぐに6Sを試して、そちらのほうがいい感じで振っていたように見えました。
真衣: そうなんです。私には重いのかな?と思ったんですが、このシャフトだとこれくらいの重さがあったほうがいいみたいで、トップにきたときに重さで待てるというか、タメができて、そのあと自然に切り返していけるので振りやすく感じました。
球も押していける感じもあって、強い球が出ていました。また、6Sのほうがブレにくい印象を持ちましたね。
――スペック表を見ると、50グラム台はトルク3.4度、60グラム台は2.9度と少なくなっているから、余計にぶれにくく感じたのかもしれませんね。
真衣: 先端部が動かない感じなんですけど、真ん中から手元側は少しだけ剛性を落としてある中元調子。これはパワーヒッターが、思い切り叩いて行けそうです。
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―― ロケットや航空機にも用いられている高強度、高弾性の軽量素材「トレカⓇ1100G」をフルレングスに採用して「トレカⓇ40X」を先端部に配置しているから、先端がしっかりしているそうです。今回の素材はちょっとお高いそうで、なかなかな高級素材を採用しましたとメーカーの方もおっしゃっていました。ところでこのシャフト、どんな人に合うと思います?
真衣: シャフトのしなりを使いたい人にはオススメできないですね。そういった方は、従来モデルの「ATTAS」シリーズのほうが良い結果を出せると思います。
「リンクブルーEX」は、シャフトがしなることでショットがブレていたような人、とにかく思い切り叩いて飛ばしたいと思う人が、躊躇なく振っていける印象です。ある程度、パワーのある人のほうが合うイメージを持ちました。そういう人なら、ブレずに飛ばしていけると思いますね。
―― UST Maniya Japanの新ブランド「LIN-Q(リンク)」の日本バージョン「LIN-Q BLUE(リンク ブルー) EX」は、ブレないシャフトでしっかり叩いていきたいというパワーヒッターにぜひ試して欲しいと、真衣選手。「ATTAS」とはまったく違う特性とのことなので、気になる方はぜひ試打して、違いを体感してみよう。
プロフィール
試打/薮下真衣(やぶした まい)
1998年5月生まれ。広島県出身。B型。同志社大学女子ゴルフ部在籍中はキャプテンを務め、人気テレビ番組「ゴルフサバイバル」2023年1月の陣で見事優勝を果たした実力者。現在は、LPGAプロテスト合格を目指しながら、日本橋のゴルフ工房fmillでレッスンやフィッティングを行なうとともに、クラフトウーマンとして活躍中。
多くのアマチュアの悩みをクラブで解決すべく、自身もさまざまなモデルを試打しまくる。
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