今、売れています。オデッセイのAi-ONEパター!世界初? のAI設計フェースを搭載!
11月3日から順次発売が開始されたオデッセイのAi-ONEパターがすごい勢いで売れている。公式発表前からジョン・ラームといったトッププレーヤーが使用したり、ツアーでの目撃情報が報じられたり、売れ行きの初速が良いことはある程度予想できてはいたが、予想をはるかに上回る勢いで売れているようだ。そこで、その現場となるショップではどんな状況なのか? ゴルファーにはお馴染みの人気量販店、二木ゴルフとゴルフ5でそれぞれ話を聞いてきた。
写真/ゴルフサプリ編集部 撮影協力/二木ゴルフ、ゴルフ5
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オデッセイのAi-ONEパター「2週間と経たずにほぼ完売しちゃいました」
Ai-ONEパターがどんな“すごい売れ方”をしているのかを確認すべく、発売から約3週間後の11月27日(月)に編集部員が最初に訪れたのは、首都圏のベッドタウン・東京都多摩市にある二木ゴルフ・多摩センター店。そして「ほぼ完売しちゃいました」と笑顔で取材に対応してくれたのは副店長の柴田健さん。
「当店ではウレタンインサートのAi-ONEパターとAi-ONEミルドパターが入ってきたのですが、2週間以内にバタバタバタっと売れていって、ほぼ完売しちゃいました。どの店舗もすごい速さで売れてしまっています」(柴田副店長)
売れ方の“初速”はかなりのスピードだと言うことだが、そのスピードはもっと速くなっていたかもしれないと柴田副店長は言う。
「Ai-ONEパターは関連情報が出てくるのが比較的遅いほうだったので(情報が出てから)、発売までの時間が短かったんですよね。ですから、もう少し早い時期からツアープロが実戦に投入したなどといった記事が多く出ていたら、もっともっと売れていると思います」
たしかにものすごい商品力を備えた新しいパターの割には、そこまで多くの情報は出ていなかった。国内での目撃情報は10月に開催されたZOZOチャンピオンシップあたりが最速だったのではないだろうか。それでも、やはりツアーで使用された・目撃されたという記事は、多くのゴルファーの目に止まっていたようだ。
「購入してくださったお客様のほとんどは、ツアープロが使っていたという情報を得て来店されていました。それから、購入後にラウンドして使い心地を確かめたお客様からは芯を外しても『転がりがブレない』『距離が変わらない』という感想をいただいています」
二木ゴルフ・多摩センター店でAi-ONEパターを購入したゴルファーは『AIインサート』がもたらす効果に確かな手応えを感じている様子だ。
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オデッセイのAi-ONEパター「1日に2本、3本と売れる日も多いです」
次に取材に向かったのは11月29日(水)、新宿東口にドカンとオープンしたAlpen TOKYO ゴルフ5フラッグシップストア新宿。対応してくれたのは、クラフトマンの富永大佑さん。さっそくAi-ONEパターの売れ行きについて訊ねた。
「お客様の食いつきはすごい良いです。1日に2本、3本売れる日も多いです。購入されるお客様は、9割以上が指名買いですね。ネットで情報を得て来店されるお客様がほとんどで、AI設計によるインサートがどのような効果を発揮するかをご存知です」(富永さん)
そのため、ヒールやトゥに打点を外したときの転がりを確かめ、芯を外しても転がりに変化が見られないことを体感して「おおっ!」と驚くとともに購入を決めていくという。
「最初の仕入れは全モデルを3本ずつくらい入荷させていただいて、売り場には長さも33インチと34インチのどちらも揃えてあります。1週間ほどすると売れるヘッドはだいたい絞られてきました。人気なのはウレタンインサートのAi-ONEパターではAi-ONE ロッシー SとAi-ONE #7 S、それにAi-ONE WIDE DBですね。Ai-ONE ミルドパターもツノ型のAI-ONE MILLED SEVEN T DBやマレット系のヘッドが人気です」
ミルドインサートのAi-ONE ミルドパターは、しっかりした打音と心地よい打球感が好評で定価が6万円を超えるにも関わらず「予想していたよりも売れています」と言う。
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Alpen TOKYO ゴルフ5フラッグシップストア新宿では、フルモデル・フルスペックの店頭在庫をキープしておくため、毎週月曜日に発注をして不足分を即座に補充しているという。
「まだ新しく大型店舗であり、旗艦店でもあるので来店されるお客様の人数がとても多いですし、買って帰りたい、というお客様がほとんどです。そのため、できる限り欲しかったモデルをその日に買って帰っていただけるようにメーカーさんにお願いして、そのような販売体制を整えています」
噂通りAi-ONEパターはすごい人気のようだが、同じような価格帯の他社パターと売れ方を比べるとどうなのだろう?
「Ai-ONEパターの売れ方は間違いなく一番ですね。4〜6万円台の価格帯のパターの中では、これまでにないくらい“動いています”」
その理由として「芯を外しても転がるAIフェース」というAi-ONEパターの“売り”の部分が、シンプルでわかりやすいからだと富永さんは分析する。
「接客の際に『打点、外しますよね?』とお客様に聞くと、ほぼ100%『はい』と答えられます。ですから『では、これで打ってみてください。打点がズレても転がりがほとんど変わりません』とご案内させていただくと『本当だね!』という反応がいただけます」
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「サムパット」というパッティングの計測機器があるので、パターの特性や自身のストロークなどを計測できる。
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「導入して間もないのですが、Ai-ONEパターの発売に間に合ってよかったです。信憑性のある計測結果から、打点を外した時の転がりを確認することができるので、より納得して購入していただけます」
Ai-ONEパターはとても売りやすい商品だと富永さんは言う。また、この店舗には6本もの試打クラブがあるのも売り上げに大きく影響している。試打クラブはシュリンク(包装フィルム)が外れた状態で置かれているので、リアルな打感と転がりの違いをしっかりと味わうことができる。
「メーカーさんに頼み込んで頼み込んで、なんとか試打クラブを用意してもらいました。でも、お願いしてよかったなと思います。お客様にはとても喜んでいただけていますし、購入の決め手になっているので」
さて、立地も客層も違う2店舗で話を聞いてみたが、Ai-ONEは事実、売れまくっている。とはいえ、初回生産分が売り切れるというほどはないと思うが(多分)、購入するのなら早めのほうが良さそうだ。
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