グリップが滑ってフェースが開いた。グリップ交換をしない無頓着ゴルファーはスライスがお好き
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第54話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
先日、グリップの形、グリップの握り方(つまみ方)のお話をさせて頂きました。今度は、自分の手の方ではなく、クラブに装着するグリップについても考えてみたいと思います。
グリップはどれくらいで変えると良い?
先日のラウンドで初めての経験をしました。それは、ドライバーショットで右手が思いっきり滑って、フェースが開きまくったショットを打ってしまったという経験…。したくない経験でしたが、やってしまったのは事実。
何であんなに手が滑ったんだろう?と、最初は理由があまり良くわからなかったんです。その日はお日様も出てなくて寒かったから、ポケットに手を入れて温めていたので手汗をかいていたのもあるとは思いますが…。それよりも反省したのは、グリップ交換を大分していなかったなと言うことです。いつ変えたんだっけ?と思い出そうとしても、いつだったか正直わからない(汗)
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実際グリップを見た瞬間に削れているとかそういうことではないのですが、グリップは基本ゴム製品だから劣化によって硬化したり、表面がツルツルしてきて滑り止めの性能が薄れたりするものですよね。
グリップの品質が上がっているので、あまり見た目には削れたり劣化しているのが分からなくても、実際は性能が落ちているということがあります。一般的に交換の目安は「40ラウンド」とか言われていますが、練習頻度にもよるし、保管環境にもよるし、メンテナンス具合にもよるし、ハッキリした基準なんてありません。
とにかく滑る感じがしたらすぐに交換しなくては!です。
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個人的にオススメのグリップ
私は基本的に鈍感力が高いので(笑)、結局グリップを変えてもすぐ慣れるので何でも良し!なんです。
ですが、最近ドライバー&3番ウッド(スプーン)にはずっとこれを入れているというのが、Golf Pride社の「MCC ALIGN」です。
MCCシリーズは、グローブ装着した手で握る部分はコード入り。素手で握る部分は、ラバーと2種類の機能を融合させたハイブリッドグリップ。
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グリップエンド側にコードが入っているから手元側でしっかりと握れて、左手主導のスイングを意識しやすくなります。コードが入っていると、雨などでもすべりにくく、しっかりとしたホールド感を感じられます。シャフト側は柔かいラバーなので、しっとりと包み込むような感覚で握りすぎを防止できますし、ぎゅっと握らないことでよりコントロール性能が高くなるという機能をもっています。
グリップにコードが入っている方が滑らないし、タイガー・ウッズがコード入りを使っていたので憧れもあったりしたのですが、ちと硬い。ラバー系グリップの感触は、柔らかくてとても気持ちが良いし、力加減もわかりやすい。でも柔らかい分、こりゃ劣化しやすいよなとも思う。
その両方のいいとこどりをしてくれたMCCは、ツアーでも人気です!ローリー・マキロイなどはずっとこれ使ってますよね。
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