ナイスショットのために欠かせないのは「リキまずにリズムよく振ること」これ、全スイング理論の共通
いつも90台。それなら練習の考え方をちょっと変えてみませんか
書籍にしろ、SNSにしろ、世の中には溢れ出るほどのレッスン情報やスイング理論が存在します。どれもがとてもタメになり、たくさんのヒントを与えてくれます。でも、肝心ともいえる部分をおろそかにすると、せっかくの情報も生かせません。
良い方向へ向かうなら、どんなスイング理論を取り入れてもかまわない
ベン・ホーガンの「モダンゴルフ」をはじめ、デビッド・レッドベターの「アスレチックスイング」やベネット&プラマーの「スタック&チルト」など、ゴルフのスイング理論は数えあげたらキリがないほどです。そして新旧を問わずどの理論も洗練されていて、見習うべき点、取り入れるべき点がたくさんあると感じます。
クラブは“上”ではなく背中側に振り上げるのがベン・ホーガン流 それってどうやるの?何がいいの?
よく、スイングは肩と腰のヨコ回転と、腕とクラブのタテ振りの合わせ技、と言われる。「でもホーガンの腕とクラブの動きは、...
シャローイングや地面反力といった言葉をよく聞くようになり、それに伴った情報も多々あるため、「試してみよう」とか「取り入れてみよう」と思ったり、実践してみたりした人もいるのではと思います。結果的に良い方向へ向かうのであれば、どんなスイング理論を取り入れようとかまわないのですが、どの理論にも共通するポイントだけは、必ず守るように注意しましょう。
数あるスイング理論に共通するのは「リキまないこと」これだけは注意しよう
共通するポイントというのは、ごく簡単に言うと「リキまないこと」です。ルーズなのは以ての外ですが、ムダなチカラ、不要なチカラはミスにつながるだけです。
リキみが顕著になるところといえば、やはり「グリッププレッシャー」でしょう。スクールや個人レッスンでたくさんのアマチュアゴルファーと接していていつも思うことが「みんな、グリップを強く握るなぁ…」ということ。もちろん「弱く握ってくださいね」とお話ししますが、たいていの人は何球か打つと、すぐに元の強さに戻ってしまいます。
飛距離アップのコツはこれだった!ぜひとも身に付けたいグリッププレッシャーのメリハリ
個性を生かす打ち方のアレンジを成功させるには“活きたインパクト”は外せない、と森プロ。 「その盲点になりやすいのがグリ...
グリップを強く握ってしまう要因として考えられることは、「フェース面でボールを強く叩きたい」という意識があるからでしょう。道具を手にしてその道具で何かを叩こうとした場合、手にチカラが入ってしまうのは、ある意味仕方のないことかもしれません。
でも「強く叩きたい」という意識があると、グリッププレシャーはなかなか弱くなりません。
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