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軸は動かさず「振り子の動き」でヘッドスピードアップ!! 力を入れるのは一瞬です!

ドラコン三連覇の女王押尾紗樹が377ヤード飛ばせるヒミツ|第1回飛ばしのメカニズム

2024/03/22 ゴルフサプリ編集部

押尾紗樹

現役ドラコン選手として、日本選手権3連覇中の押尾紗樹は、レッスンコーチとしても大人気。この連載ではアマチュアが飛距離アップできるポイントを教えてもらった。

GOLF TODAY本誌 No.621/106〜107ページより

振り子で打つのが一番飛ぶ!体重移動ナシで右でさばく!

インパクトでは力を抜いて、スピードを上げる

振り子の動き

私はドラコン選手として決して体格に恵まれているわけではありません。筋力も握力も普通です。でも、ヘッドスピードは50m/sくらいあります。その理由は、振り子の動きを利用しながらドライバーショットを打っているからです。

アマチュアの皆さんと最も違うのは力を入れるポイントです。皆さんはインパクトの瞬間に最大限の力を出そうとするのですが、振り子のメカニズムで考えるとダウンスイングやインパクトで力が入るとスピードは出ません。力を入れるのは切り返しの一瞬だけ。ブランコに例えると、頂点から下りはじめた瞬間に“背中を押す力”を入れているだけです。

もう一つ、振り子で打つために大切なことが軸を動かさないこと。軸がブレてしまうと振り子の動きがブレてしまう。特に気をつけないといけないのはダウンスイングで左足側に軸が動くこと。もちろん左足への踏み込みは必要ですが、そのときに左足に軸が動いてしまうのはNGなので、私は“右サイドでクラブをさばく感覚”で打っています。そうすれば、絶対に左に軸が動くことはありません。

力を入れるのは切り返しの一瞬だけ!

切り返し

切り返しについて押尾は「バックスイングのスピードがゼロになった瞬間、右手でシャフトを押す感覚で一気に力を入れるとヘッドスピードが上がる」と語る。

軸をキープすることで振り子の支点が安定する

軸をキープ

左右対称の振り子軌道で軸がセンターにキープされていることが大切。スイング中は頭をなるべく動かさないことがポイント。

右で打つ感覚でも実際はセンターくらい

軸をセンターに

(写真左)
左足を踏み込むと、自然と左足体重になってしまう。右サイドでクラブをさばく(返す)感覚で打つと軸がセンターになる。

(写真右)
左足体重になると軸がズレてしまうので、振り子のスピードが減速する。




押尾紗樹

押尾紗樹(おしお・さき)
1993年11月6日生まれ。
埼玉県出身。158センチ。7歳からゴルフをはじめて、ジュニア競技で活躍。2016年からはレッスン活動もスタートし、2019年からは「プロドラコンツアー全日本選手権」で前人未到の3連覇を達成。公式最長記録は377ヤード。JPDA所属。

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