宮里藍選手もやっていた『太極拳スイング』ダフリやトップの原因となる手打ち解消に効果あり!
アプローチのミス対策
プレッシャーでふだん通りに体が動かない。景色に惑わされてセットアップがずれる。ライや持つ番手が毎ショット違う。自信のないショットを打とうとする。そもそも芝の上から打つことに慣れていない。コースで起きるミスショットの原因は様々だが、そのほとんどは直前の練習で予防できるし、たとえミスをしても軽減することが可能だ。
GOLF TODAY本誌 No.622/44〜45ページより
取材協力/JGMセベバレステロスゴルフクラブ 撮影/圓岡紀夫 取材・文・構成/吉田宏昭
グリーン周りのもったいないミスを減らそう!
フルショットの大きさでスピードは半分に落とす
ダフリやトップの原因となる手打ちを解消し、下半身主体のスイングを覚えるには「スローモーション」がオススメです。ふつうの速さで振ると体のパーツの動きがズレていてもスピードで誤魔化せますが、ゆっくり振ると小手先でアジャストができないため、下半身から正しい順番で動かすことができます。現役時代の宮里藍選手は1スイングに2分以上かける太極拳スイングを実践していましたが、ふだんの半分くらいのスピードでも効果は十分あります。SWのフルショットが80ヤードであれば、同じトップとフィニッシュの大きさで30〜40ヤードくらい飛ぶように振ってみましょう。
【1】スローモーションで手打ちによるミスを解消
【2】低いティで芝から打つ感覚を思い出す
【3】狙ったポイントにキャリーで落とす
練習場でも芝の上をイメージして打つ
直前のアプローチ練習はできるだけ芝の上から打ちたいところですが、練習場のマットでも芝に近い感覚をつかむ方法があります。芝とマットの違いはボールが浮くか浮かないか。マットで練習するしかない場合は低くティアップしてボールが浮いた状態にすればいいわけです。
また、練習場のフィールドは天然芝であれ人工芝であれバウンドのしかたが本物のグリーンと異なるので、ボールを一箇所に集めるような練習はあまり意味がありません。より実戦的なのは、看板や落ちているボールなど目標物にキャリーで当てる練習です。
90切りのカギはクラブにあり! 90を切るための選び方とセッティングのポイント7
毎年たくさんの新しいギアがデビューするゴルフマーケットで自分に合った一品を選ぶのは至難の業。噂に流され手を出したら大...
ヘッドスピード別・PWの適正ロフト角と飛距離を知ろう【スコアメイクに欠かせない話】
毎年たくさんの新しいギアがデビューするゴルフマーケットで自分に合った一品を選ぶのは至難の業。噂に流され手を出したら大...
体が【上下動しても当たる】セットアップでダフリ・トップを解消!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。...