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めちゃくちゃ気になるフェアウェイウッド「ヤマハゴルフの RMX VD FW」 をコースで使ってみた!!

野村タケオのゴルフ実験室

2024/03/06 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

野村タケオ

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕は仕事柄いろいろなクラブを試打させてもらいますが、どうしてもドライバーやアイアンなどの試打が多くなります。みなさんの買い替えもまずはドライバーという人が多いし、なかなかフェアウェイウッドって買い替えないですよね?実際に僕のバッグの中もフェアウェイウッドはけっこう古いモデルだったりします。しかし、実はめちゃくちゃ気になるフェアウェイウッドがあって、どうしてもコースで試したかったので、お借りして打ってみました。それがヤマハゴルフの「RMX VD FW」です。今回5番と3番をコースで使ってみたのでレポートします。

写真/野村タケオ

フェアウェイキープ率85.71%!? 今平周吾プロが「RMX VD FW」を使用して「2023三井住友VISA太平洋マスターズ」優勝

そもそもなぜ僕がヤマハゴルフの「RMX VD FW」に興味を持ったかと言うと、昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、このFWを使って今平周吾プロが優勝したからです。しかもドライバーを抜いて、このFWをドライバー代わりに使っての優勝だったんです。

なんでも、ドライバーの調子がいまいちだったらしく、曲がりにくくて飛距離も出るこのFWを42.75インチにして使ったのだとか。さすがにドライバーよりは飛距離は落ちるものの、キャリーで約275ヤードくらい飛んでいたらしく、フェアウェイキープ率も85.71%(12/14)を記録し、優勝に大きく貢献したということなんですね。そんな話を聞いたら使いたくなるじゃないですか。

RMX VD FW

「RMX VD FW」はチタンボディにカーボンクラウン。フェースには反発性能の高いβチタンを採用。そして3番ウッドではソールに約90gのタングステンを配置。軽量のカーボンクラウンとの組み合わせにより、重心高さ17ミリという低重心化に成功。打点と重心高さが揃うことで、さらなるビッグキャリーを生み出します。

RMX VD FW

今回試打したのは5番(ロフト18度)、3番(15度)。シャフトは純正で赤いラインの入った「TENSEI TR f」のSと青いラインの入った「TENSEI TB f」のSの2種類をそれぞれ打ち比べます。

まずヘッドの印象ですが、ソールのデザインはなかなか特徴的。モデル名が小さい文字でプリントされているんです。これって開発中のプロトタイプ?って感じ。でも、なんだかこういうのも新鮮で良い感じじゃないかと思います。トゥにはヤマハのロゴマーク、ヒール側には赤いパーツが使われていて、フェース寄りには大きなウェイトが装着されています。

RMX VD FW

構えてみると、ネック側が少しシェイプされていて、とてもきれいな形をしています。少し小ぶりですが、とても構えやすい。優しさを感じる顔ではないですが、操作性が高くてどんな球でも打ちやすそうに感じます。

RMX VD FW

打ってみると5番も3番もガツッとしっかりとした打感。打音も低くてとても厚い当たりがしたような音です。しっかりと力がボールに伝わっているような感覚で、本当に強い球が出ます。やはりフェース寄りにかなり思いウェイトを配しているからなんでしょうね。ほとんど金属音のしない打音ですが、僕はこういうの好きです。

まずは「TENSEI TR f」のシャフトで打ってみました。このシャフトはSで56.5gの中調子、トルク4.6ということです。ワッグルしてみると、真ん中あたりがけっこうしなる感じでした。

ヤマハの新ドライバー「RMX VD/M」と「RMX VD/X」はとにかく飛ぶから、生涯最高飛距離を記録しちゃいそう

「RMX VD シリーズ ドライバー」の2本をコースに持ち込んで、徹底的にレポートする。 撮影/篠原嗣典

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シャフト

打ってみると、このシャフトはけっこうしなり戻りが速くて捕まりますね。ボールも上がりやすい。初ショットは少し左に出てドローしたので驚きました。そこからは少しだけ切り返しで間を取るようにしたら、きれいな軽いドローで飛んでくれました。けっこうシャフトが仕事してくれる感じですね。飛距離もけっこう出ていました。このシャフトなら3番ウッドでもある程度ラクに打てそうです。

そして次に「TENSEI TB f」を打ちました。このシャフトはフレックスSしかないのですが、68.5gの中調子、トルク4.6ということです。さっきの「TR f」も中調子でトルク4.6ということで、スペック的には同じなのですが、振ってみると全く違います。

シャフト

重量は10g以上違うので重さは少し感じますが、しなりはこちらのほうが確実に少ないです。中間あたりが少ししなりますが、先端が走るような感覚はほぼありません。クセのないしなりで、しっかりと叩いていけるシャフトだと思いました。弾道は中弾道くらいで、ティアップしたときはもう少し上がるかなという感じ。つかまりもそこまでではなく、僕が打ったらほぼストレートか、落ち際にほんの少しだけ右にいくかな~という球。こちらのほうが直進性が高くロースピンの球が打てますね。ある程度振れる人ならこちらのほうが確実に飛距離は出そう。

RMX VD FW

2種類のシャフトだと、僕は重い「TENSEI TB f」を選びますね。ティショットでもかなりいい球が打てたし、地面からでも中弾道で強い球が打てました。楽に捕まった高弾道が打てるのは軽い方の「TENSEI TR f」ですが、僕の場合、少し力が入ると左に行く球が出てしまいました。

3番ウッドでのティショットではさすがにドライバーの代わりになるほどの飛距離は出ませんでしたが、ドライバーとの飛距離差は20ヤードもない感じ。少し短めのホールや、狭いホールでは十分にティショットで使えますね。ロースピンで飛ぶので曲がりも少なく、とても武器になる気がしました。
5番も3番もヘッドは少し小さめですが、意外と難しくないし、ボールも上がりやすくて使いやすい。スピンが少なめで強い球が打ちやすいので、そういうFWを探している人はぜひ一度試してみてください。

野村タケオ

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

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