クラブが背中に当たるまで振り抜くイメージでバンカーからカンタン脱出!
プロたちのように「しっかり振り抜く」意識を持てばキャリーが十分に出る
初級ゴルファーにとってコースに出ると未体験ゾーンのオンパレードで、戸惑うことばかりでしょう。バンカーショットもその一つです。
練習場のマットと違い、砂の上のボールが相手ではどう打てばいいかわからない。1回で出せないどころか、何回打ってもバンカーから出ずパニック状態に。
バンカーショットの打ち方について、「ボールの手前の砂を目がけて上から打ち込みましょう」とアドバイスされたこともあるかと思いますが、上から打ち込むだけではボールはバンカーから出てくれません。
そこでボールをすくい上げようとすると今度はインパクトで上体が右に傾き、クラブヘッドがボールのかなり手前側に入って大ダフリとなり、ボールが全然飛んでくれないのです。
どちらにしても致命的な欠点は、クラブがしっかり振り抜けていないことに尽きます。バンカーから1回で出すにはボールの周りの砂を前に飛ばすのが一番の決め手です。
難しいことは何も考えなくていいですから、クラブが背中に当たるくらいまで思い切って振り抜いてください。
グリーン周りのガードバンカーからはピンまで20〜30ヤードくらいと比較的に近いことが多いですが、飛びすぎを警戒してインパクトで減速したり止めたりするような打ち方はしないで、通常のドライバーショットやアイアンショットと同じようなフィニッシュを決めましょう。
そうすればクラブヘッドを加速させながら振り抜くことができ、ボール周りの砂が前に飛んでいきますから脱出成功率がアップします。
フェースを軽く開いておけば飛びすぎる心配がなくなる
バンカーショットではサンドウェッジを使うのが基本です。そしてアドレスではフェースを軽く開いて構えましょう。
ロフト角は56度のサンドウェッジなら60〜65度くらいまでフェースを寝かせて、フェースの刃をピンの少し右に向けます。
カラダの向きはボールとピンを結ぶ飛球線に対して平行にセットし、フェースだけをオープンにセットするのです。
フェースを開いておけばインパクトエリアでソールが砂の中で滑りやすくなるという利点もありますが、一番は大きなスイングで振っても飛びすぎる心配がないということです。
フェースの開き方としては最初にフェースの刃をピンに真っすぐ向けてから、両ヒジから先の前腕部を自分から見て右方向に少し回します。
これでフェースが軽く開いた体勢となります。あとは前述したようにクラブを背中に当てるくらいのつもりで振り抜くだけでOKです。
両ヒジから先の前腕部を右方向に回すと左手の甲が上を向くストロンググリップとなりますが、それによってインパクトエリアで前腕部が自然に左側に戻ろうとして両腕がターンします。
当然クラブヘッドもターンしますからクラブヘッドが加速し、ボールと周りの砂をピンの方向にしっかり弾き飛ばせるようになります。
まずは思い切りよくスイングして、砂を前に飛ばすつもりで打ってください。ピンの近くに寄らなくても1回で脱出できるようになるだけでも大きな自信がつきますよ。
よしもと・まい
吉本 舞
よしもと・まい
佐賀県出身。USLPGA Teaching&club Professionalの資格を取得。ゴルフの楽しさを多くの人に伝えたく、敏腕コーチの森守洋に師事。現在は東京ゴルフスタジオ(東京都三鷹市)でアマチュアをレッスン。一人一人の悩みに寄り添い、丁寧でわかりやすい指導が好評。
Instagramにてゴルフレッスンやゴルフウェアコーディネートなど更新中。
@maiyoshimoto_


