1. TOP メニュー
  2. コラム
  3. アマチュアゴルファーでも賞金をもらっていいの? いくらまでならOK? けっこう難解な“アマチュア資格”について教えます

アマチュアゴルファーでも賞金をもらっていいの? いくらまでならOK? けっこう難解な“アマチュア資格”について教えます

知っていると得するルール&マナー

2024/04/17 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

賞品

アマチュアの場合、プロの大会で優勝しても賞金はもらえないのは知っているけれど、コンペでキャディーバッグをもらうのもNGなの? また、スポンサーロゴが付いたウェアを着ているアマチュアもいるけど、あれはOKなの? 今回は、ゴルフ界のアマチュア資格について教えます。
写真/ゴルフサプリ編集部

同じアマチュアでもアマチュアとノンアマチュアに分かれる

ゴルフのプレーヤーは、大きくプロとアマチュアに分かれるわけですが、その違いについてきちんと理解している人は少ないようです。
レッスン書などでは、「プロは、ゴルフが上手い人」、「アマチュアは、プロほど上手くない人」という使われ方をしていることもありますが、皆さんの認識では、「ゴルフ大会で賞金をもらえる人」がプロで、「優勝してももらえない人」がアマチュアというのが一般的ではないでしょうか。

概ねそれで間違ってはいないのですが、実はきちんと明文化されていて、「アマチュア資格規則」というのはけっこう面倒なルールです。ご存じのように、プロしか出場できない大会を除き、プロの大会にはアマチュアも出場できますが、アマチュアの大会には、アマチュア資格を持った人しか出場できないのです。

では、アマチュア資格とはどういうものなのか。
「アマチュアゴルファーとは、ゴルフをプレーすることに関連して賞金やその他の営利を目的とせず、純粋にスポーツとして楽しむことを目的にゴルフを行う人のこと」をいいます。
この一文だけを読むと、コンペなどで賞品をもらったりしてもいけないことになりますよね。そこで日本ゴルフ協会(JGA)では、同じアマチュアでも、「競技に出場するゴルファー(「アマチュア」)と、「プライベートで楽しむだけのゴルファー(「ノンアマチュア」)とに分けています。つまり、競技に出る意思の無いノンアマチュアであれば、コンペで高額な賞品をもらおうが、高額な賞金をもらおうがOKなのです。ただし、そういう人は、アマチュア競技に出ることはできません。

楽しみにしていたラウンドなのにやる気が出ない…こんな時、どうする?

90切りを達成する条件の一つに、自分にとって都合のいい状況をなるべく多く作り出すことがあげられる。ミスが出にくいクラブ...

あわせて読みたい

競技に出るアマチュアでもスポンサー収入を得るのはOK

アマチュア競技に出るためには、アマチュア資格規則で定められている禁止事項を破ってはいけないことになっています。主な禁止事項は次の通りです。

●規定額(1000ドル(15万円前後)、もしくは700ポンド(13万円前後)を超えた賞、賞金を受け取ること
●ハンディキャップを用いる競技と、用いない競技(スクラッチ競技)では規定が異なり、スクラッチ競技では賞金、賞品ともに10万円以下であれば受け取り可能。ハンディキャップ競技においては賞金は受け取れない。ただし、賞品であれば、10万円以下のものまで受け取ることができる
●プロゴルファーとしてプレーすること
●レッスンなどで報酬を得ること
●ゴルフ場、または練習場のプロとして雇用されること
●プロゴルファーのための協会の会員となること

などです。
なお、2022年の1月から、アマチュアでもスポンサー収入を得ることができるようになりました。ジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成した須藤弥勒選手はいくつかの企業とスポンサー契約を結んでいますが、もちろんこれもOK。氏名、肖像を宣伝・広告に利用することもできるので、CM に出演して報酬をもらうこともできます。また、企業のコマーシャルロゴを付けた衣類を着たり、帽子を被ってプレーすることも可能です。

なお、禁止事項を破ったからといって、即アマチュア資格を失うわけではありません。JGAが違反についての調査などを行った上で裁定が下されます。
また、アマチュア資格を失ってしまった場合、アマチュアとして競技ゴルフに参加することができなくなりますが、復帰も可能。JGAにアマチュア資格の復帰申請をして、その承認を得なければなりませんが、6カ月で復帰が可能です。
エンジョイゴルファーにとっては、あまり関係のないアマチュア資格規則ですが、「今後競技ゴルファーを目指したい」という人は、しっかり理解しておきましょう。

真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)

真鍋雅彦

1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

ドロップしたボールが自分の足に当たった!これってペナルティー? それとも再ドロップ?

2019年にドロップに関するルールが大きく変更されたのはご存じの通り。しかし、いまだに“うろ覚え”のゴルファーが多いようで...

あわせて読みたい

ゴルフ観戦の服装や持ち物|ギャラリーが守るべきルール・マナー

この記事ではゴルフ観戦をするときの服装や持ち物、マナーやルールなどについて紹介します。 普段、テレビ放映でプロの試...

あわせて読みたい

紛失球の処置法、知ってます?「ロストした辺りからプラス1打で再開」は正しい?正しくない?

2019年のルール改正でボール探しは3分までとなりましたが、見つからなかったとき、どうすればいいか分かっていない人も。「な...

あわせて読みたい