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40代ゴルファーの「体が硬い」は気のせい!肩を「縦に回す」が勘違いの原因だった!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.15

2024/04/23 ゴルフサプリ編集部

勝又優美

やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。今回からは体が硬いと思い込んでいる人、および本当に体が硬いによくあるお悩みを紹介し、その解決策を探る。心あたりがある人はもちろん、あまりない人にも参考になる内容なのでチェックしていただきたい。
写真/相田克己

肩をタテに回し続けようとすると体は捻れない

今回紹介するのはゴルフ歴15年の42歳、Mさんの例です。40代以上の男性ゴルファーの多くは「体が硬くなって動けない」と感じていらっしゃるようです。実は大半の方は体が硬いわけではなく、構え方や動き方が間違っているため思うように動けなくなっているのです。Mさんもそうで、体が捻れず手でクラブを上げてしまうとおっしゃってました。

スイングでは「肩をタテに回す」と言われます。Mさんも実践していましたが、そこにちょっとした落とし穴がありました。結論から言うと、肩をタテに回し続けようとしていたために体が捻じれず、トップで体が反ってしまう感じになっていたのです。

パットのように肩をタテに回し続けるイメージでスイングすると体が回らずクラブを手で上げてしまう。トップでは体が反る感じになる
パットのように肩をタテに回し続けるイメージでスイングすると体が回らずクラブを手で上げてしまう。トップでは体が反る感じになる

というのも、肩をタテに回す必要があるのはスイングのスタート時だけだからです。肩をタテに回すとは、パットを打つ時のように動かすということですが、そのスタイルでスイングし続けたら、誰がやっても体は回りません。つまり、スイングのスタートはパットのように肩をタテに回しても、ある程度行ったら肩はヨコに回らなければいけない。Mさんはタテに回し続けるから回らないのであって、体が硬いから回らないわけではなかったのです。

スイングの始動時は肩のタテ回転を使うがバックスイングでは肩をヨコに回転させる。体が硬くて回らないと思っている人も、こうすれば回る
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テークバック

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クラブを肩に当てがって肩を回す。バックスイングでは肩をヨコに回し、大きなループを描いてダウンスイングへ。体を捻りながら使うイメージで動くとインサイドからクラブが下りるように
クラブを肩に当てがって肩を回す。バックスイングでは肩をヨコに回し、大きなループを描いてダウンスイングへ。体を捻りながら使うイメージで動くとインサイドからクラブが下りるようになる
勝又優美

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


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