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ワイドソールでグースネックがやっぱりやさしい!アイアンが上手く当たらないなら試してみて!

2024/05/12 ゴルフサプリ編集部

アイアン,ビッグバーサ

シャープな形状のキャビティバックアイアンを使っていて、アイアンショットの精度がもう少し良ければ……なんて悩みを持つゴルファーに一度試してみてほしい。それがワイドソールでグースネックのアイアンだ。編集部員の実体験をもとに解説します!
写真/ゴルフサプリ編集部

ダフリ知らずでボールがつかまりやすい!ワイドソール&グースネック

2年ほど前から使用しているキャビティバックのアスリート系アイアン。打感の良さとシャープな見た目が気に入って使っていたのだが、最近になって「うまく当たらない」のが悩みの種となっていた。自信を持って打てていた120〜160ヤードの距離の精度が落ちたことで、スコアはガタガタ……3ラウンド連続で100叩きをしてしまう事態にまで状況は悪化。そこで、アイアンを見直すことを決意。

しかし、最新モデルを買う予算はない。そこで思い出したのが2006年モデルのキャロウェイ「ビッグバーサ」アイアン。試打取材などの際に2ラウンドほど使ったことがあり、その時に「ソール幅が広くてグースネックだから、ダフリ知らずでボールがつかまりやすい!なんてやさしいアイアンなんだ!」と感動したモデルである。

アイアン,ビッグバーサ

さっそくネットで中古を検索してみると、#4〜9、PW、AW、SWの9本セットが1万7500円(驚)で売っているのを発見。シャフトはN.S.PRO 850GHのS。ちょうどアイアンのシャフトを80g台(スチール)に入れ替えようかとも考えていたので、「これしかない!」と即座にポチッた。その2日後、早くも自宅にアイアンが届いたので、翌々週に予定されていたゴルフで実戦投入。練習に行く時間を取れなかったので、ぶっつけ本番での使用だが、なぜか不安感はない。

なぜなら「ワイドソールでグースネックは絶対やさしい」という、確信があったから(だったら、カッコつけてアスリート系アイアンなんて使ってんじゃないよ!と、この文章を書いていて自分にダメ出しをしてしまった)

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2006年モデルの「ビッグバーサ」アイアンは、昔懐かしいシャフトがネックを貫通した「スルーボア」設計。スルーボア設計だとシャフトを半フレックスほど硬く感じるというが、鈍感なのでよくわからないし、気持ちよく振れるので問題ない。ロフト設定は7番アイアンで33度、使用していたキャビティバックのアイアンも33度設定なので距離感・距離ピッチにも問題なし。

そして、ウキウキしながらラウンドスタート!この日のスタートホールは561ヤードのパー5、ティショットをドライバーで220ヤード運び、2打目は7Wで190ヤードをナイスショット(ウッドは7Wしか入れてない)。フェアウェイにあるボールからピンまでの残り距離は140ヤードほど。自分の場合、ロフト33度の7番アイアンだとキャリーで135〜140ヤードなので7番をチョイス。そうして打ったボールは、ややつかまえすぎてグリーン左端ではあるが、グリーンオン。距離もイメージ通り。

2006年モデルの「ビッグバーサ」アイアン、初下ろし一発目で確信。やっぱりワイドソールでグースネックはやさしい!
グースネックの特徴は重心深度を深くでき、重心角度が大きくなる点。リーディングエッジがシャフト軸線上よりも後方にあるので、振り遅れにも強い。そして、慣性モーメントも大きくなるのではなかろうか。18年も前のモデルだが、その設計上の特性によって打点ブレにも強く、多少芯を外したくらいでは大きな飛距離ロスも発生しない。幅の広いソールは、抵抗感なく芝上を滑ってくれて、ラフでも安心して打つことができる。

自分の場合、つかまり具合だけ調整すれば、ほぼほぼイメージ通りのアイアンショットが打てる。そうして得られた結果は……97!直近3ラウンドが103、105、107だったが、100を切ることに成功。さらに、その後2ラウンドをしたのだが、アイアンを新調して2ラウンド目は94、そして一昨日の3ラウンド目はなんと88!90を切ることに成功。スコアの復調は、明らかにアイアンの精度が戻ったことによるものだ。

『WGP』……ワイドソールでグースネック、そしてポケットキャビティ。この3つの特性が揃ったアイアンは、やっぱりやさしいのである。

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オノフアイアン赤,2024

ワイドソールでグースネックでポケットキャビティのアイアン、長いので『WGPアイアン』と略すことにする。

2006年モデルの「ビッグバーサ」アイアンでラウンドをしてみて『WGPアイアン』は、振り遅れによるミス、打点ブレによる飛距離ロスや方向性の乱れ、単純にボールがつかまらないと悩んでいる、僕のようなゴルファーにとって救世主的アイアンなのだと改めて確信。

では、この『WGP』の特性を最新モデルが備えていたとしたら? 確実に2006年モデルのアイアンよりもやさしいに決まっている!のだ。

2024年モデルで『WGP』の特性を備えたアイアンは、グローブライドの「オノフ アイアン 赤(2024」とブリヂストンゴルフ「245MAX」である。この2モデル、実はコースで試打をしたことがある。その際に、とんでもなくやさしいので「欲しい!」と思ったのだが、すぐに買えるほどのお小遣いがなくて泣く泣く断念したのである。

どちらも『WGP』の特性を遺憾なく発揮しており、ミスが出にくい。つかまるし、上がるし、飛ぶ。弾道はしっかり高いのに、すごく飛ぶ。ロフト設定(#7)は「オノフ赤」が28度で「245MAX」が27度なのだが、7番アイアンらしいグリーンを狙える弾道の高さが出てくれるのだ。

さて、ワイドソールでグースネックでポケットキャビティのアイアンに興味が出てきたという人は、この2モデルを試打してみてはどうだろう。新しい発見があるかもしれない。

245MAXアイアン,2024

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