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ゴルフでは「右利きの人は右手を使いすぎてはダメ」と言うけど、コレって本当?

ゴルフコーチ・兼濱開人がわかりやすくレッスン|初心者だってできる『キレイなドライバースイング』のマスター法! VOL2

2024/06/09 ゴルフサプリ編集部

利き手でクラブの重心を感じながらスイングすることが大事

右利きの人は右手でクラブを持って素振りしてみてください。右手を強く握らないで、クラブの重さが感じられるように柔らかく握り、右手首や右ヒジ、右の肩甲骨などを稼働させてスイングしましょう。

ここで重要なポイントとなるのが右手でクラブヘッドの重心を感じながら振るということです。重心を利用し、クラブの遠心力を引き出してキレイな円弧を描くイメージで振りましょう。

自分でクラブの動きをコントロールしようと思わなくて結構です。自分でクラブを制圧しようとすると右手に余分な力が入りやすいですし、クラブの重心を利用してスイングする感覚が失われてしまいます。

右手でクラブを柔らかく持ち、クラブの重心の動きにまかせて素振りを繰り返しているうちにクラブの重心が勝手に軌道を作ってくれることを体感できます。

右手素振りを続けながら左手も添えて両手でスイングすると両手の一体感や握り圧のバランスが整ってきます。そこには左手はハンドル、右手はエンジンといった感覚が存在しないことにも気づくでしょう。

ターゲットに向かって半身の体勢で構え、クラブを左方向に振るとすれば運動力学的にいってもターゲットに対して後ろ手となる右手のほうがスイング面では相性がいいとボクは考えます。

左手主導のほうがクラブを引っ張り下ろすイメージが強いと思われがちですが、クラブヘッドの立場からすれば右手主導だって右手に引っ張ってもらう感覚となるはずです。

中には右利きの人でも左手のほうがクラブヘッドの重心を感じながらスイングしやすい方もいらっしゃるかもしれません。そうした方は左手素振りを繰り返し、感じがつかめたところで右手を添えてスイングを続けてキレイなドライバースイングをマスターしてください。

右手で素振りを繰り返そう。右手を強く握らないのがポイント。
右手で素振りを繰り返そう。右手を強く握らないのがポイント。
右手首や右ヒジなどの関節を柔軟に使ってクラブヘッドの重心を感じながらスイング。
右手首や右ヒジなどの関節を柔軟に使ってクラブヘッドの重心を感じながらスイング。
自分でクラブをコントロールしないでクラブヘッドの重心にまかせて振るだけでいい。
自分でクラブをコントロールしないでクラブヘッドの重心にまかせて振るだけでいい。
右手の感覚を活かしてスイングすればクラブヘッドがキレイな軌道を描く。
右手の感覚を活かしてスイングすればクラブヘッドがキレイな軌道を描く。
右手素振りを続けて感じがつかめたら左手も添えて素振りを継続しよう。
右手素振りを続けて感じがつかめたら左手も添えて素振りを継続しよう。
器用な右手を活かすことで左手とのバランスが自然に整いやすくなる。
器用な右手を活かすことで左手とのバランスが自然に整いやすくなる。
左手のほうがクラブヘッドの重心を感知しやすい人は左手素振りでOK。
左手のほうがクラブヘッドの重心を感知しやすい人は左手素振りでOK。
振り抜いた左手に右手を添えて両手素振りを繰り返そう。
振り抜いた左手に右手を添えて両手素振りを繰り返そう。

右手でクラブヘッドの重心を感じて振ればキレイなドライバースイングが身につく!

かねはま・かいと

兼濱開人
かねはま・かいと

1990年9月11日生まれ、沖縄県出身。ジュニア時代から各大会で活躍。現在は学芸大ゴルフスタジオ(東京都目黒区)のヘッドコーチとして多くのアマチュアをレッスン。クラブの特性を利用する最大効率のスイングや、整体師としての知識を活かしたカラダにやさしい生涯スイングの指導に定評。

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