ドライバーのカチャカチャ。ラウンド中に調節するのはアリ?ナシ?
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第74話
こんにちは。逆上がりの出来ないティーチングプロ名取です。最近のドライバーにはほぼついていると言っても過言ではない、カチャカチャ(ネック調節機能)。これをラウンド中に使うのは競技等ではもちろんNGとなっておりますが、エンジョイゴルフのプレー中に“カチャカチャ”したくなっちゃうのは、仕方ないですよね? でも、プレー中にロフト角やライ角を変えるのって…良い結果を生むかどうかはわからないですよね。
写真/ゴルフサプリ編集部
プレー中にカチャカチャしたら、その後のショットは期待しないほうがいい!?
みなさんはコースでプレー中にカチャカチャをいじったことってありますよね?!さて、これがアリかナシかといえば?
結論から申し上げますと、アリ。
だって、遊びでしょ?!ゴルフは打球の曲げ幅を調整して遊ぶものなので、ラウンド中だとしても色々な実験をしてみるのはアリだと、僕は思っています。
ですが、結果(スコア)にフォーカスしないことが条件ですね。結局のところ、コースでカチャカチャするのは応急処置でしかありません。ですから、良い結果を求めてカチャカチャするのはナシです。間違った調整をしてしまうことが多いのも理由です。
カチャカチャ機能で「10度を9度に」と「9度を10度に」。どっちが飛ぶ?何が変わる?
カチャカチャ=ネック調整機能。ご存知の通り、ロフト角やライ角を調整できる機能だが、このカチャカチャで「10度を9度」と「...
例えば「スライスで高い球が出ちゃって距離が出ないから、つかまるようにしたい。ついでに球を低くしたい」という理由で、アップライトにしてロフトを下げるという調整をしたとしましょう。
アップライトにすれば同じ構えをしたらフェース向きは確かに左に向くわけだからいいけど、ロフトを下げるというのは、逆にオープンフェースに設定することになるわけです。
さぁ、これをどう解明すれでいいしょうか??
クラブを左向きに構えて、フェースを開く。その結果、打出し方向がさらに左になって、スライスはもっと大きくなってしまう? 結局あまり到達点は変わらない?!そんなことにもなりかねないんですね。
だから、スライスで高い球が出ちゃう人は、まずアップライトにするだけの調整をしてみるのがおススメ。フェース向きが変わるから自動的につかまりが良くなります。そうすると自然と球の高さも抑えられるのです。
逆に球が引っかかっちゃって低く出ちゃうなんて人は、まずはフラットに設定するだけでもOK。例えば、キャロウェイの場合はNポジションがノーマルで、Dポジションがアップライト。それ以外にフラットにする設定はないから、引っかけ球に対応するには「N&-1」にすることでつかまりを抑えてみるといいでしょう。
低い球を高く変えるために+1にしたら、余計引っかかっちゃいますからね!
まぁ、このように自分が使っているメーカーのカチャカチャについては特徴を抑えておいて、出来れば事前に練習場でいろんな球を打ってみてベスポジを見つけておきましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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