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歳をとるとシャフトは硬くする!? 飛距離ダウンを防ぐ年代別ゴルフクラブの考え方

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2024/06/16 ゴルフサプリ編集部

クラブ選びのスペシャリスト・ダグ三瓶(みかめ)がアマチュアゴルファーへアドバイスをおくるコーナー。ゴルフクラブを買う際に必要な「正しい知識」を教えてくれる! 今回は年齢別クラブ選びの第2弾!

今回は40代後半からお話します。

前半と後半で分けたのは、このあたりでもやはり差が出やすい年齢層だからです。とはいえ、まだ、体幹部分の衰えは、40代前半と比べても大きな差がないころでしょう。なので、基本的には40代前半と同じで大丈夫です!

もし、40代前半から前述した対策をされてきたのであれば、さらにその先に進んでいきましょう。つまりは、シャフトは軽くせずに短くしていき、かつ硬いものにしていきましょう!

40歳から飛ばなくなってくる? 飛距離ダウンを防ぐ年代別ゴルフクラブの考え方

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50代前半は柔軟性と相談する

そして、50代です。50代になるとさすがにやや力も落ちてくることを実感する方が多いです。ですが、これもここまで書かせていただいたように、腕力の低下が大きいと考えています。つまりは、まだまだ、今どきの50代では体幹部分の衰えは小さいと考えてください。

ただし、体の硬化は40代よりも進みます。どんどんバックスイングが上がらなくなってくることでしょう。そうなってくると、基本的にはスイングテンポは速くなりがちです。

昔若いころはゆっくりしたテンポで振れたのに、それだと振りにくい!と感じるようになる方いらっしゃると思います。僕もそうでした。これでは、シャフトが柔らかいものは、よりタイミングが取りにくくなることが考えられますよね?いわゆる間が取れなくなります。

そうなると、硬い方がタイミングは取りやすくなることでしょう。なので、ここはもう一段、硬くしていきましょう!そして、短くするのもありです!どんどん短くしてみてください。

タイミングが取りやすく当てやすくなることが狙いです!

ですが、ここまでくるとかなり短くなってきていますので、飛距離が心配!という方も増えてくると思うのですが、それに対する対策もあります。そうすれば、飛距離減は最小限に収まりますし、ボールをコントロールするという意味合いはどんどん上がっていきますので、スコアが落ちる要素を減らすことができます。

それは、ロフト角の見直しです。

大半の方はドライバーなら12度以上で良いでしょう。13度くらいでも良いかもしれませんね。アイアンも、1度から2度くらい寝かしていきましょう。これで、キャリーが確保できますので、飛距離減の懸念がかなり払しょくされます。

これも、昔から言われていることで、ヘッドスピードが遅い人が飛ばない最大の理由は球が上がり切らないからです。ですから、ロフト角を付けて、球の上がりを補完してあげよう! というのが狙いになります。

ロフト角が増えれば、スピン量も増えます。ボールを止めるという意味でも有利になりますし、力がなくなって、スピードが落ちればスピン量が確保できずに止まらない! となりますので、是非、お試しください!

また、その長さに慣れてくると、体が効率よく使えるようになってきて、ヘッドスピードが長いクラブを使った時に近づいてきます。(戻る方、速くなる方もいるくらいです)
少しだけ我慢して使い続けましょう!

また、けっして柔らかいシャフトや長さで球を上げよう!としないでくださいね。当たらなくなって、振れなくなって、スピードも落ちて、元も子もなくなりますよ!


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ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。