フォーティーン「TK-53/59ウェッジ」ザックリさせてくれないウェッジ登場?!
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当たり方が変わってもスピン量とランの距離が安定している
ちょっと違った印象をもったのはアベレージ80台で60代の編集部員O。
「前作はボールを右に置いて、上から突っつくように打ってもミスが出にくいウェッジでしたが、普通に打った時にヘッドがボールの下を抜けて“ポッコン”になることがありました。ボールがフェースに乗りきらない感じがあったんです。ところが今回のモデルは、普通に打ってもちゃんとフェースがボールを拾ってくれる。ザックリに強いのは言わずもがな、そこも印象に残りましたね」
きれいに当たっても噛んでも、安定的にランが出て寄ってくれる
「それとも関連すると思うんですが、アマチュアには、うまく打てた時にスピンがかかって予想外にショートする、みたいなことが起こります。このモデルにはそれがなくて、常に安定的にランが出てくれます。例えば、距離に合った振り幅で打てさえすれば、きれいに当たっても、噛んでも差がなく寄ってくれます。プロはよく“アプローチは手前から転がすのが一番やさしい”と言います。でも、意外とピンと来ていないアマチュアが多いと思うんです。その点、TKだとランを使った距離感が出やすい。アマチュア向けのスピン性能、というのかな。プロは常にスピンが入って、ランを使うときにはスピンを減らす打ち方をしますが、そんな必要が一切なく、オートマチックにスピン量を合わせてくれる。ひとつの打ち方ができれば、どうとでもなる感じがあります」
Oが言うボールを拾える秘密はリーディングエッジにありそう。ソール同様、リーディングエッジも丸くし、ボールを拾いやすいフェース形状に進化させたのだ。これにより使いやすさが向上、お助けウェッジにとどまらず、アプローチのイメージが出しやすい実戦仕様になった。「フェースを開いてスイープに打っても、閉じながら打ってもミスにならない」というKの感想もそれを裏付ける。
「だだ、オフセットでボールがつかまる割には、打ち出しが低くないのが不思議。逆に低く出そうとすると難しいですが、低く出したければPWを使えばいいって話ですからね。でも、これだけやさしいとロフト47~49度も欲しくなっちゃうのが正直なところ。黙って打てばランが使えるから楽です。グリーン周りなら53度1本で十分賄える。バンカーとか、どうしてもボールを上げたい時には59度が本領を発揮する。基本的に59度はバンカー用かもしれません」(編集O)
もちろん試打ではラフやバンカーをはじめ、悪いライからも打ってみた。以下はそれについてのKの感想。
「53度、59度ともにラフでも打ちやすいですが、万能選手は59度。ヘビーなラフも、逆目でも普通に打てます。ヘッドが減速せずにスーッと抜けてくれるんです。左足下がりも打ちましたが、フェースを開かずに打てる。バンカーも同様で、フェースを開いてオープンに構えなくても問題なくボールが上がります。スクエアアドレスでバンスが効きますから普通の構えでいいんです。砂が薄いところでも左ヒジを抜くようにするとサクッと打てました。ロブショットは大得意になりますよ。ボールの10センチくらい手前からヘッド入っても打てちゃいますから」
ゴルフクラブはグリップ側が軽くヘッド側が重い。特にウェッジはそうで、切り返しでタメが入り、ヘッド入射角が鋭角になりやすい。これがザックリの一因だが、「TK」はヘッドを軽量化。バランスポイントを手元側に移動させて、この現象を抑制しているという。これが「デュアルマテリアル複合鍛造ヘッド」。ソール内部にセラミック系の軽比重素材(CMCコア)を埋め込んだ製法を導入し、大型ヘッドながら重すぎ感を排除した。また、重心を低くなりすぎない高さに保ってショットの安定性も高めているのだ。
「フェースを開閉しても打てるけど、そんな必要はなし。小細工せずに打った方が絶対にいい結果になります。意外と打ち出しが高いので、3ヤードキャリーさせてグリーンに直接落としたい、とかいう寄せ方もイージーです」と編集O。試打のはずが、いつの間にか「TK」でのチップイン合戦に熱を上げる2人であった。
今回の試打者
◾️40代・編集部員K
「アイアンは飛ぶのにドライバーが飛ばないスライサー」
・ヘッドスピード:40m/s ・ドライバー平均飛距離:220ヤード ・アイアン(#7)飛距離:155ヤード
◾︎60代・編集部員O
「まだまだ元気。器用に球を打ちこなす還暦おじさん」
・ヘッドスピード:40m/s ・ドライバー平均飛距離:230ヤード ・アイアン(#7)飛距離:150ヤード
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