100ヤード以内の中途半端な距離、みんなどうしてる?
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第75話
距離を出す練習をしよう
アプローチの体の使い方ができたら、次は距離を出していく練習です。
振り幅が大きくなってきたら、体の回転が超重要になってきます。これはレッスンでしょっちゅう言っているのですが、自分の体をダルマ落としのダルマになったイメージをしてもらって、お腹の部分をぐるっと横に回すようにスイングして欲しいんです。ダルマの胴体が、傾いちゃったりしたらダメです。
この回転量とテークバックのサイズで飛距離を出していけると、めちゃくちゃ楽ですし距離の打ち分けも出来るようになってきます。
アプローチに限って言えば、腕を振る感覚はあまり使いません。ショットの要素が必要な距離を打つときは腕を振るけど、アプローチは腕もあまりブルンブルンさせず、イメージは自分の体の前でゆりかごの形をキープしているような感じです。
それをお腹の平行を保って回すことで、毎回同じインパクトがしやすくなるんですね。同じインパクトをするんだから、後はインパクトに向かうスピード(テークバックの大きさ)だけ調整すれば良し!
なんせ、自分で手首をグニャグニャ曲げて不安定な振り幅を作るよりも、左右対称のアプローチの延長で飛距離がアップしていくだけだから10ヤード刻み位なら本当に簡単です。
私の場合、80ヤードまでは54度のウェッジほぼ一択。
打ち分けはテークバックの大きさ(振り幅)だけ。腰から腰の回転で50ヤード、肩から肩の回転で70ヤード、耳から耳の回転で80ヤード。これだけです。
シンプル・イズ・ベスト!
練習時間をたくさん確保できる一部の人を除いて、シンプルな練習で結果を出した方が良いに決まっています。
ちょっと技を使いたくなったら、90ヤードを54度のフルショットで100ヤードからバックスピンで戻す。もしくは50度のちょっと弱めのスイングでスピン量をちょっと減らして手前から転がす。と、シチュエーションによって選択肢を選ぶ感じになります。って、ここまでくれば、だいぶ100ヤード以内は自信を持てますよね?!
まだその手前の皆さんは、とにかく1本のクラブを使い続けることで自信を持って打てるようになりますから、まずは1本信頼出来るウェッジを手に入れることをオススメします!
ウェッジのロフトの選び方は、ウェッジを打った時の「好みの球の高さ」です。打った球を目で追う時に、見やすくて気持ちがいい球の高さってとっても大事。イメージ力が問われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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