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キャロウェイの未発表ウェッジ「OPUS」を北海道で発見! 男子プロも超スピン性能に太鼓判!

2024/07/10 ゴルフサプリ編集部

キャロウェイ,ウェッジ,OPUS

写真はプロ支給品のノーメッキモデル。

日本男子ツアー「セガサミーカップ」の練習日、ネタを探しにキャロウェイのツアーバスに足を運ぶとPGAツアーでの目撃例や、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で2年ぶりの優勝を果たした石川遼が使用していることを報じられたニューウェッジ「OPUS」を発見。ソールは複数タイプがラインナップしているようだ。
写真/相田克己

溝の数は17本。石川遼の優勝をサポートしたウェッジの長所は「スピン性能」?

石川遼
未発表ながら石川遼が使い、すでにツアー優勝ウェッジとなっている。

PGAツアーではツアーでの支給が開始されているキャロウェイの新しいウェッジ「OPUS」が、日本男子ツアーで初お披露目された。ワイン好きのゴルファーなら「OPUS」といえば、「OPUS ONE(オーパス ワン)」(カリフォルニアワインの最高峰)を連想するのではないだろうか。もしワインの「OPUS ONE」が、ウェッジの「OPUS」の名前の由来だとしたら、その性能は“最高峰”であることが予想される。

さて、「セガサミーカップ」の練習日、この新しいテスト、または使用していたのは、アンソニー・クウェイル、石川航、杉原大河、原 敏之(さとし)、山田大晟(たいせい)といった選手からは、「構えやすい。『JAWS RAW』や『JAWS FORGED』と構えた時の印象が似ているから、すぐに切り替えられた。あとはソールをどれにするか、見極めて調整するだけ」といった感想を聞くことができた。

溝の本数が増えた「OPUS」。スピン性能に期待大。

では、フェースを見てみよう。ちなみに写真はツアー支給品のノーメッキモデル、現時点では一般販売の予定はないそうだ。フェースを見てすぐに気づいたのは、溝の数。「JAWS RAW」では15本だったが、「OPUS」では17本に増えている。また、ノーメッキだとわかりにくいのだが、フェース面には微細なミーリングが入っている。そのことをツアーバスで伝えると、「スピンがかかりやすいのがOPUSの特徴なのです」という返事。

「ツアープロはスピンを抑えたり、増やしたりコントロールすることができますが、元からスピンのかかりやすいウェッジを求めてもいるのです。スピンがかかりやすいウェッジを使いたいというのは、プロもアマチュアも同じということですね」(キャロウェイ・ツアー担当)

ソールタイプは「S」「C」「W」「T」の4種類を目撃

  • 「Cソール」

  • 「Sソール」

  • 「Tソール」

  • 「Wソール」

ソールは4種類あることを確認。適度なソール幅でトゥとヒールの角の落ち方もほどほど、リーディングエッジからソール中央にかけての削りも広めという「Sソール」がスタンダードな位置付けのソールのようだ。

石川遼が58度に選んだ「Cソール」は、「S」よりもトゥとヒール側の落ち方が緩やかに広く、文字通りソールがCの形になっている。中上級者向けのソールという印象だ。

「Wソール」は最も幅広で大きいロフトに適用されるソール形状だと思われる。現場には60度のWしか置いていなかった。そして「Tソール」はリーディングエッジからソール中央にかけての削りが顕著で、ソール中央がほんのり尖っているように見える。スパッと切るようにヘッドを抜けなければ、地面に刺さってしまいそう。この「Tソール」は、アプローチ巧者向きだろう。

「Tソール」もテストしたという原 敏之は「Tは芝が柔らかいと刺さりやすい。ラインが全部きれいなTが良いんですけどね」と話していた。

「OPUS、気に入っていますよ。JAWS FORGEDやRAWから違和感なくスイッチできましたし。僕は46度(S)、52度(S)、60度(C)を使うことを決めました。56度は「C」と「S」で迷っていて、今週コースで使ってみて決めるつもりです」

スピンがかかりやすい。このフレーズだけで新しいウェッジには興味が湧いてしまうものだが、まだまだ全貌は明らかになっていない。続報が入り次第、お知らせしたいと思う。

  • 原 敏之
  • 原 敏之

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