ロングゲームで威力を発揮する ユーティリティを加えれば グリーンが思いのほか 近くなります
「100切りを目指すレベルのアベレージゴルファーのことなんですけど、この人たちが持っておいたほうがいいユーティリティの番手って何番ですかねぇ…?」
先日、ゴルフサプリ編集部のKさんからこんな連絡がありました。そしてKさん曰く「量販店のデータからみると5番と6番ユーティリティを買う人が多いみたいなんですけどねぇ…」とのこと。
メーカーやモデルによって差異はありますが、ユーティリティ(ハイブリッド)の5番、6番はロフト角が23〜26度くらいです。アイアンでいうと5番、6番、7番あたりになります。
いまのアイアンセットは6番からが主流。そのせいか、100切りを目指すレベルの人のなかには6番アイアンと7番アイアンになると、いまいちボールがつかまらず、いわゆる“右ペラ”っぽい弾道になる人が意外と多いのです。こうなると番手に合った飛距離がなかなか得られず、グリーン近くまでボールを運ぶための打数が増えてしまいがち。
これを考えると、6番アイアンと7番アイアンをバッグから抜いて、代わりに同じようなロフト角を持ったユーティリティ(ハイブリッド)を入れるのがよいと思います。
ボールをつかまえるには練習を積んで、技術の向上を図る必要がありますが、飛距離を稼ぐという意味では、フェースの反発力が高かったり、クラブのレングス(長さ)が長かったりするユーティリティに少し分があります。また、うまく打てればアイアンよりも弾道が高くなりやすいため、池などのペナルティエリアをキャリーで越える必要があるときなども役立つでしょう。
このようなお話をすると、ユーティリティは万能のように感じるかと思いますが、なかには、アイアンよりもクラブレングスが長いため打ち難い、振り難いという人も少なからずいます。当たり前のことですが、クラブが長くなると、それだけカラダとボールの間隔が広くなるためコンタクトする=当てることがが難しくなります。うまくコンタクトするには練習を繰り返し、長さに慣れる必要がありますが、慣れさえすれば、ユーティリティはアイアンよりも寛容性が高いクラブなので、きっと、あなたのスコアメイクに貢献してくれるはずです。
6番アイアンと7番アイアンの代わりに、同じようなロフト角のユーティリティを入れましょうと前述しましたが、もう少し幅を持たせても問題ないと思います。可能ならできるだけたくさんのユーティリティで構成したほうがゴルフがやさしくなるため、23度、25度、27度、29度、31度あたりのロフト角を目安に考えてみるのがおすすめです。
気になる点、ネックになる点としてはセットで購入したアイアンの6番と7番がクラブ構成から外れることでしょう。クラブは決して安価ではないため、2本を抜くとなると「もったいない…」と感じることでしょう。そのためユーティリティを必ず入れる必要はありません。クラブ構成に悩んでいるなら、一考してみてください。
宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。




