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8月1日開幕! オリンピック・パリ大会 ゴルフ競技の見どころを紹介!!
頑張れ!松山英樹&中島啓太、笹生優花&山下美夢有!
パリオリンピックのゴルフ競技が間もなく開幕する。松山英樹と中島啓太が出場する男子は8月1~4日。笹生優花と山下美夢有が代表となった女子は同7~10日で、いずれも4日間72ホールの戦いとなる。開催コースは日本人との相性が良さそう。また、大会直後の“アフター・プレー”の情報も紹介する。
コースはベルサイユ宮殿近くの「国立ゴルフ場」
オリンピックの開催コースとなったのは、ベルサイユ宮殿にも近いエリアにある「ル・ゴルフ。ナショナル」。所有者はフランスゴルフ連盟で、公式サイト(olympics.com)の日本語版では「国立ゴルフ場」と表記されている、いわば国営のコースです。
1991年オープンと歴史は浅いものの、トップレベルの大会を開催するために造られました。
アメリカとヨーロッパの対抗戦「ライダー・カップ」では、2018年には大会史上2度目となる英国外(ヨーロッパ大陸)での開催コースに選ばれています。
昨年は久常涼がここで優勝。日本人に好相性!
そして昨年9月の「フランス・オープン」では久常涼が優勝。比嘉一貴も6位になっている「日本人に相性がいい」コースなのです。
2人のスタッツを見ると、久常は最終日の平均飛距離が44位ながら平均パット数が9位。パーオンホールでの平均パット数は4位でした。比嘉は初日にパーオン率が1位。3日目にフェアウェーキープ率1位と、いずれも正確性で勝負しています。
主戦場にしているツアーが違いますが、日本代表のスタッツを見ると松山はPGAツアーで「ストロークゲインド・アラウンド・ザ・グリーン」(グリーン周りのショットのスコアへの貢献度 )が1位。
笹生はアメリカ女子ツアーでパーオンホールの平均パット数3位。同じ部門で山下は日本女子ツアーの1位と頼もしいデータが並びます。
前回プレーオフで銅メダルを逃した松山英樹が狙うのは
松山は前回の東京オリンピックでは、銅メダルをかけた7人のプレーオフで敗退しているだけに今回はメダル獲得へのこだわりは強いはずです。
中島は先日の「全英オープン」は80、79と叩いての予選落ちでしたが、今季ヨーロッパ大陸で行われた大会(いずれもドイツ)では6位、20位とまずまずの成績を残しています。
2度目の全米女子オープン制覇の記憶もまだ新しい笹生は、金メダル候補と言っていいでしょう。フィリピン代表として出場した東京オリンピックは9位。当然頂点への意識は高いはずです。
男女通じて唯一日本ツアーからの出場となる山下美夢有は、今季優勝こそないものの、メルセデス・ランキングは安定のトップ。
五輪代表争い最終戦だった「全米女子プロ」で2位になり、最後の最後で古江彩佳を逆転した勝負強さ。早めに現地入りして、先に行われている男子の試合を見る予定とのことなので、イメージトレーニングもばっちりで本番に臨んでくれるはずです。
女子の最終日から3日後には「アフター・プレー」が可能!
「ル・ゴルフ・ナショナル」は女子の最終日からわずか3日後の8月13日には営業を再開する見込みです。
ホームページによると、13~15日は特別限定ギフトなどが込みのパッケージが販売されており、お値段はひとり280ユーロ(約4万6000円ほど)となっています。(参考 Search Golf Courses (golf-national.com)
オリンピックの雰囲気が残るコースでプレーできるチャンスはそうあるものではないでしょう。
そのタイミングでフランスやヨーロッパにいたら行く価値あり、ではないでしょうか。
(取材・文/森伊知郎)
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