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カッコいい短パンの着こなし術を「日本シニアオープン」で聞いてみた!
想像を超える猛暑でレギュラーツアーに続き、シニアツアーでも短パンが解禁されてきている。(写真は2024年日本シニアオープン・JGA提供)
先週の「日本シニアオープン」では本戦でも選手が短パンでプレーすることが認められた。
連日最高気温が30度を軽く超える暑さの下でのプレーとなる選手の健康面を考えての措置だが、50歳を過ぎても颯爽と短パンを履きこなすのは、一般の中高年ゴルファーも見習いたいところ。そこで、どうすればカッコ良く見られるようになるのかを出場選手に聞いてみた。
短パン解禁は2年連続も、実質は初めて
この大会で短パン着用が認められたのは能登CC(石川県)で開催された昨年に続いてのことです。
ただし昨年は開幕前の練習日があまりに暑く、選手の健康面に影響を与えかねないとの理由で急きょ認められました。
選手たちは「短パンNG」を前提に会場入りしていますから、着るモノを持ってきていません。現地で買う選手もいれば、ウエアの契約があるので簡単にはいかない、というケースもあります。そのため、事前にOKとわかった上でどんなモノを着用するのかを考えられるのは今年が初めてでした。
昨年優勝した藤田寛之は?
そこで、まずはディフェンディングチャンピオンの藤田寛之(55歳 )に、どんなことを意識したのかを聞いてみたところ「短パン、といっても長さや太さ。シルエットが色々ありますからね。どれが自分に合うのか考えて選ぶのがいいと思います」と一般ゴルファーへのアドバイスも交えて答えてくれました。
また「色の組み合わせを上下セットで考えるのも大事ですよね」とも。
明日のラウンドに向けて無造作にポロシャツと短パンをバッグに入れて、いざコースで着替えてみたら組み合わせが……という経験はないでしょうか。
ウエアを自由に選べるのもゴルフの楽しみのひとつ。せっかくですからトータルで考えたいものです。
さらに「本当はシャツの裾を出したかったんですよね。お腹が出てるのも隠せるし」と冗談交じりに話しましたが、「ドレスコードで認められていれば真夏にシャツの裾を出すことは熱中症対策に有効」と日本ゴルフ協会(JGA)も推奨しています。
その場合は、裾を出す前提でデザインされたシャツを選ぶのもあり、でしょう。
裾を出してくれた藤田のシャツには、かわいいスヌーピーがデザインされていました。
トラディショナル派の横田真一は路線変更
「かわいい、をテーマにしました」と言うのは横田真一(52歳)です。
本来はトラディショナルな「正統派」のウエアが好み。JGAのオープン競技となれば、なおさら格式を重んじるスタイルで、との考えだったのを、短パンが解禁となったことで路線変更。
「50歳を過ぎて短パンを着るなら『かわいい』という感じでいいと思いますよ」と話した通りのデザインで、頭もキャップではなくハットに。ソックスも足首までの長さでラインが入ったミドルソックスというスタイルでした。
ちなみに二人とも試合で短パンを履くのは初めてとのことでしたが、見事に着こなしていました。
暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、まだ短パン日和のこともありそうですから、参考にしてはいかがでしょう。
選手たちの見事なふくらはぎ
他にも短パンの選手は結構な数がいましたが、関係者から多く聞かれたのは「みんな、いいふくらはぎをしている」との声でした。
「しっかり身体づくりをしないと、ゴルフで戦う気持ちになれない」と言うように、50歳を超えても戦い続けている選手たちは日ごろから鍛えているのがよくわかる一面でした。
同じことはできなくても、この気持ちは見習いたいですね。
(取材・文/森伊知郎)
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