ボール本位でアドレスせず自分の構えにボールを合わせる
平均スコア90台のBさん(52歳)は前半と後半のハーフでスコアが段違いの“大波”でお悩みでした。ご本人いわく「ボールとの距離がなかなかつかめなくて、やっとわかった頃にハーフが終わっちゃうんです」とのことでした。
Bさんのおっしゃる通り、自分とボールとの距離がまちまちだとショットは安定しません。近すぎればインパクトで詰まり、遠すぎればヘッドが届かないので突っ込みやすくなります。ラウンドでは毎回、景色も違えばライも違いますから、ボールとの距離を一定にするのに、けっこう時間がかかってしまうのもわかります。
ボールとの距離が定まらない一番の原因は、アドレスの仕方が悪いからです。アマチュアの方の大半は、ボールに合わせてアドレスします。ボールの前に立ち、ボールのクラブヘッドを合わせてから足場やスタンス幅を決めています。こうすると足の位置がちょっとズレただけでボールとに距離が変わります。手の位置や前傾角度なども全てボールに合わせてしまうため、手が浮いたり、前傾が深くなるのです。
スイングするのは自分、ボールを打つのはクラブです。主役はこの2つですからボールに合わせてアドレスをしないこと。大事なのは自分とクラブで、両者の位置関係が一定なら結果的にボールとの距離も一定になります。
ですから、まずはアドレスの形を作ることが先決。ボールとはちょっと距離を置いたところで、自然に立った状態でクラブを握り、前傾してアドレスを作り、その姿勢を崩さないようボールのところに移動してヘッドを合わせるのです。これを習慣化すれば、ボールとの距離はいつも一定になります。
また、クラブのライ角を無視して構えた場合もボールとの距離がまちまちになるので、特にアイアンは一旦クラブをライ角通りに置いてからアジャストして構えるといいでしょう。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


