90切りゴルファーの飛距離の悩み。原因はロフト3度ピッチにあった!? 誰でもできる『飛距離の階段の作り方』
同じモデルのロフトピッチ5度にしたら、簡単に飛距離の階段ができちゃった!
鹿又氏のアドバイスを実践したら、本当に飛距離の階段はできるのか? 確かめるべく、ブリヂストンに協力してもらってドライバーからユーティリティまで、ロフトピッチ5度、同一モデル、同一シャフトでセッティングを組んで計測をしてみた。
ドライバーからユーティリティまでのセッティングは以下の通りだ。
【同一モデル・同一シャフト・ロフトピッチ5度】
1W/B3 MAX D/10.5度/45.5インチ
3W/B3 MAX/15度/43.25インチ
7W/B3 MAX/21度/42.25インチ
UT/B3MAX HY UT/28度/39インチ
各番手のシャフト:VANQUISH BS40 for MAX シャフト(S)
ドライバー(10.5度)の飛距離
3W(15度)の飛距離
7W(21度)の飛距離
6U(28度)の飛距離
試打者はインパクトがバラバラな編集部員Kのため、ナイスショットのデータを取り上げたわけだが、見事に飛距離の階段ができている。
1W(10.5度)/205ヤード
3W(15度)/189ヤード
7W(21度)/171ヤード
6U(28度)/160ヤード
各番手、10ヤード以上の飛距離差が生まれている。ロフト差6度の3Wと7Wのキャリーに18ヤードの差があるが、それぞれのキャリーは編集部員Kが欲しかった飛距離に合致しているので、問題にはならない。また、6Uも『6番アイアンの距離、160ヤードを簡単に打ちたい』という編集部員Kのニーズを満たしている。
鹿又氏のアドバイスの通り、『ロフトピッチ5度以上を前提に、必要な距離が打てるクラブを選ぶ』を実践した結果は、大成功だった。ただ、一般的に同一メーカー・同一モデル・同一シャフトのクラブを“一度に購入”するのは、経済的なハードルが高い。実際には、鹿又氏のアドバイスに則って、ゴルフクラブの開発コンセプトやターゲットゴルファーに近似性があるモデルで統一しつつ、ロフトやシャフト、長さといったスペックを吟味して、1本ずつ購入していくことになる。
飛距離の階段ができないという悩みを抱えている人は、ぜひ実践してみてほしい。
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