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【中井学のアプローチ】ロングパット感覚で打てるパター以外の番手を“作る”とグリーン周りはめっちゃ楽になる!

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(7)

2024/11/01 ゴルフサプリ編集部

ラフやいいライからでも、ウェッジで打った時にボールが上がりすぎてショートしたり、トップしてオーバーすることがアベレージゴルファーにはよくある。そんなもったいないミスをなくすために、覚えておきたい9番アイアンを使ったアプローチを中井学が解説する。
写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ

パターが使えないラフからでもロングパット感覚でグリーンに乗る

前回、状況さえ許せばアプローチではパターを使うのが最もやさしい、というお話をしました。この場合のアプローチは、言うなればロングパットと一緒。ロングパットと同じ感覚で打てばグリーンに乗るからやさしいというわけです。

ですが、パターを使えない状況もたくさんあります。むしろその方が多いでしょう。ラフはその代表格です。アプローチで使うクラブはもっぱらウェッジ、というアマチュアの方が多いと思いますが、ラフだとヘッドがボールの下に潜り、打球が上がりすぎて乗らなかったり、逆にトップしてグリーンをオーバーした、ということが起こりがち。プロと違ってアマチュアの方は、一目でボールのライを見極めるのが難しいので、そのようなミスが起きても無理からぬところです。

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そんな時、ちょっとしたラフからでもロングパットのように寄せることができたらいいですよね。というわけで提案です。パター以外で、パターと同様、ロングパットを打つ感覚でグリーンに乗せられるクラブを1本作っておきましょう。クラブは何でもいいですが、おすすめは7、8、9番アイアンあたり。まず9番から試してみるといいでしょう。

打ち方はパターと同じ。ただ、同じように打つには通常のショットよりボールの近くに立ち、パターのようにクラブを吊るスタイルで構える必要があるので、クラブは短く持ちます。このアドレスに伴い、ヒールが浮く格好になりますがそれでOK。ダフりづらいし、ヘッドの抜けもよくなります。

中井学
アドレスではパットの感じでボールに近づくのでクラブを短く持つ。また、クラブを吊る感じになるためヘッドのヒール側が少し上がる
中井学
パットと同様にストローク。打ちづらければスタンスを狭くし、ややオープンに構えてもOKだ

通常の場合と同様に、ロフトのあるクラブほどボールが上がりやすくて飛びませんが、パターと同じ距離感を出せるクラブは人によって異なるので、おすすめした3つの番手で距離感が出ないようなら、番手の範囲を広げて探ってみてください。

中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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