1. TOP メニュー
  2. レディース
  3. レッスン
  4. 有村智恵のスペシャルレッスン! 『入るパット』で重要な3つのポイント

有村智恵のスペシャルレッスン! 『入るパット』で重要な3つのポイント

女子プログリップカタログ【有村智恵のパターレッスン】

2025/01/02 ゴルフトゥデイ 編集部

パターグリップの握り方を女子プロのグリップ集とともに有村智恵が詳細解説するシリーズの第5弾。最終回は、パッティングアドレスとストロークにおける大事なポイントを有村智恵が詳しくレッスン!

ゴルフトゥデイ本誌 630号より
撮影/中野義昌 取材・構成・文/岸 和也

フレキシブルに構えて自分のリズムで振り子運動

「打つ時に気をつけるのはリズムのみ」(有村智恵)

パットの場合、ラインに対してかっちりスクエアにアドレスする人も多いですが、私はフィーリング重視なのでかっちり決めず、ラインに対してどう構えたら手が気持ちよく動くかを考えて構えます。ですから、ラインによってオープンに構えることもあればクローズに構えることもある。例えばスライスラインならオープンに立って右、フックラインならクローズに立って左に打ち出すこともあります。

ですから、カップの左右にイメージした仮想のカップに向かって打つのではなく、カップまでどう曲がるかをイメージし、カーブの頂点をめがけてタッチを合わせて打ちます。

打つ時に気をつけるのはリズムのみ。私のテンポは90ビート(BPM)なので、そのイメージで、打ち急いだり、緩んだりしないようにだけ気をつけます。スマホのアプリでテンポに合わせて打つ練習もしていますよ。

【ポイント1】ラインに対して手が気持ちよく動くように構える

カップまでボールがどう曲がるかラインをイメージ。タッチのイメージを出したら曲がりの頂点に向かって打ち出す。仮想のカップに向かって真っすぐ打つわけではないので、アドレスは必ずしもスクエアでない。

ラインをイメージしたら曲がりの頂点にアタリをつけ、右足からアドレスに入る。
ラインをイメージしたら曲がりの頂点にアタリをつけ、右足からアドレスに入る。
オープンに構えることもあればクローズに構えることも。手を動かしやすいようアドレスしている。
オープンに構えることもあればクローズに構えることも。手を動かしやすいようアドレスしている。

【ポイント2】90ビートのテンポで振り子のように振る

動きやすい構えができているので、リズムが狂わないようにストロークすればOK。打ち急ぎや、ゆるみが入らないよう、普段から自分のテンポをつかんでおこう。

【ポイント3】ストロークのエンジンは肩と背中

右手のフィーリングを重視する有村だが、手首を使って打っているわけではない。動かす意識があるのは肩、および背中の大きな筋肉。これらの部分にストロークのエンジンがある。

【おまけ】アマチュアの方はここも気をつけて!

両手を肩の真下に下ろしてグリップする

いつも一定の軌道で打つことがパットを安定させるコツ。アドレスで手が体から離れたり、近づきすぎると軌道がゆがむので、肩の真下に手を下ろし、そこでグリップするように。この位置が決まるとボールの位置も自ずと決まる。

軽く上体を前傾させたら両腕をダランと真下に垂らし、その位置でパターを持つ。
軽く上体を前傾させたら両腕をダランと真下に垂らし、その位置でパターを持つ。
手が体から離れすぎ、あるいは近すぎると手先で打ちやすくなり軌道が安定しない。
手が体から離れすぎ、あるいは近すぎると手先で打ちやすくなり軌道が安定しない。


女子プログリップカタログ

 このシリーズの一覧へ

「右向き」×「ヒッカケ」=「カップイン」? パットはダブルミスでも入る可能性がある!?

ゴルフの原理原則を疑い、分析した清永教授の常識を覆し、上達スピードが速まる理論を紹介! Vol.11ではゴルフトゥデイ11月...

あわせて読みたい

7番アイアンを3回打ったら何ヤード? 同じ番手を続けて打てばパー5は簡単かも!

パー4やパー5でパーを取るためにはパーオンが必須なのか? いやいやそんなことはない、と言う石井良介。長いホールこそ曲げ...

あわせて読みたい

フェアウェイウッドが飛ばない人は「体の回転」を意識しすぎ! 飛ばしたいなら腕を振らなきゃ!勝又優美・アマチュアの悩み解決】

フェアウェイウッドが番手通りの飛距離が出ないと悩むゴルファーは多い。その原因のひとつに、体の回転を意識しすぎて腕が振...

あわせて読みたい