今平周吾は全体的なリズムを大事にしたいから「インパクトゾーンをできるだけ丁寧に」
2024男子ツアープロからの直コメからスイングを分析! 進化し続ける男子ツアーの技術!今平周吾

2024男子ツアーで活躍した選手の中から7人をピックアップして、自らのスイングのポイントについて語ってもらった言葉から、彼らの強さの秘密に迫るシリーズ。第5弾は今平周吾。
ゴルフトゥデイ本誌No.632より
リズム良く振れればミスヒットでも大ミスにならない

2024年シーズンの今平周吾は夏場こそ成績は不振だったが、特に秋口からの後半戦では抜群の安定感の高さを発揮した。また、2024年は自身初の日本オープンを制覇し、真の実力者としての称号を手に入れた。
そんな今平がスイングで大事にしていることは丁寧さだ。「切り返しからダウンスイングにかけて速くなりすぎないように。全体的なリズムはとても大事にしています」。
スイングのチェックポイントはもちろんいくつもあるが、それを試合中に意識することはないと今平。極端に言えば、意識しているのはリズムだけだ。
「切り返しでゆっくりというわけではないのですが、力が入るとスイングが速くなる傾向があるので丁寧に切り返すようにしています。結果、全体的にリズムが良くなり、スムーズにクラブが動いてくれます」。
インパクトゾーンでいかにクラブが素直に動くかが重要。切り返しで力んでしまうと、クラブの挙動が不安定になり安定したショットは生まれない。
LESSON POINT
ボールを運ぶようにヘッドをコントロール

今平のスイングは大きな面でボールを押すように圧力の高さを感じる。インパクトで急加速するわけではなく長く押しているイメージ。結果、それが効率良く飛ばして、曲げないコツとなっている。今平は切り返しを丁寧に行なうことでスムーズにクラブを振ることができると言う。全体的にリズム良く振るためには切り返しをスムーズに行うこと。ここでの力みがミスショットの原因になることをよく把握しているからこそ丁寧さを重視している。

今平周吾
(ロピア)SHUGO IMAHIRA
1992年生まれ。埼玉県出身。2024年シーズンは日本オープンを制覇して自身初となる国内メジャーを獲得した。賞金ランキングは5位で、2019年以来3度目の賞金王とはならなかったものの、随所で安定感の高い今平らしいゴルフを展開した。データ的に特筆すべき平均ストロークの2位。ANAオープンから始まった後半戦では9試合中、優勝した日本オープンを含めて9試合中6試合でトップ10に入るなど地力の高さを見せた。

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