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石川遼を独り占めすることも可能!? 日本ゴルフ界に革命を起こす新規大会「前澤杯」とは

会見には前澤友作氏と石川遼に加え、JGTO諸星裕会長、倉本昌弘副会長、清水大成の姿も見られた。(筆者撮影)
日本男子ツアーの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」(4月24~27日)の発表会見が6日に開催コースのMZ GOLF CLUB(千葉・睦沢町)で行われた。名前が示す通り、ZOZO創業者で日本に初めてPGAツアーを招致した前澤友作氏が企画する大会は本戦前に10日間のプロアマを行うだけでなく、次世代のゴルファーを育成する壮大なビジョンも掲げている。
新規トーナメントの目玉は前代未聞のプロアマ
「前澤杯」最大の特徴は、大会前10日間にわたって行われるプロアマ戦でしょう。
プロのトーナメントのプロアマ戦は、多くは大会の初日前日に行われます。参加者は基本的に大会スポンサーの関係者で、一般の人が参加する機会はまずありません。
それがこの大会では1日50組で、1組100万円からのオークション入札という形式で誰でも参加する権利を購入することができます。
1組は3人まで。カップルでもいいですし、極端なことを言えば1人でもOKです。
つまり、石川遼など自分のお気に入りの選手がいれば一日(18ホール)を“独り占め”することが可能なのです。
もちろん人気選手はそれなりの金額になることが予想されますが、ファンなら夢のような1日が過ごせるはずです。
初対面の同伴者と「緊張しっぱなし」にはしない
組単位の販売にしたことには、前澤氏自身の経験と関係があります。
数多くのプロアマに出た経験のある同氏ですが「朝初めて会って、相手が重鎮だったりすると緊張で1日が終わってしまうこともありました」と言います。
これではゴルフを楽しんだり、プロとの貴重な時間を充実したものにはできません。
それなら気心知れた仲間で買ってもらった方がいいだろう、というのが理由です。
さらにプレーをしないゲストも3人まで帯同できるので、ゴルフをやらない奥さんに一緒に来てもらう、といったことも可能。
あるいは企業が接待用に1組落札した時などは、アテンドの人がゴルファー(お客様、クライアントなど)にそれぞれ付けることができるので、より充実したものになるはずです。
石川遼は「プロアマでも試合同様の本気のプレーです」
プロアマというと試合前のリラックスした雰囲気をイメージするかもしれません。
その点について石川は「僕は常に本気でプレーしないとおかしくなってしまうので、プロアマでも試合と同じようにプレーします」とのこと。
ですから本気モードのプレーが間近で見られる、ということです。
試合では見られないプロの技も披露!?
一方でこの日は一緒に回った前澤氏の「150ヤードを5番アイアンで打ってみせてほしい」とのリクエストに対して、フェースをフルオープンで低いカットボールを打つ、これぞプロの技を披露してくれたそうです。
こうしたことも、選手の調子を崩すような無茶振りでなければ、普段の試合で見られないテクニックを見せてくれるかもしれません。
プロアマで賞金総額を上回る収入見込み その使い道は
50組が定価の100万円で販売され、それが10日だと5億円になります。
大会の賞金総額は最大4億円なので、利益が出ることになります。
この日も「僕は経営者」と何度も口にした前澤氏だけに、さすが、と思いきや、ここで発生した利益は、将来は自身が所有するMZ GCの中にジュニアアカデミーなどを作って、第二の石川遼や松山英樹を育成したいとの構想も持っていると明かしました。
「ファー――!」のキャッチコピーに込められた決意
大会のポスターには「盛り上がっていきましょう、ファーーー!」の前澤氏からのメッセージが書かれています。
説明するまでもないかもしれませんが、「ファーーー」(フォアーと発音することもあるかもしれません)とは、ショットを隣のホールに打ち込んでしまった時などに危険を知らせる掛け声です。
ZOZOのトップとして日本に初めてPGAツアーを誘致して、タイガー・ウッズを連れてきた前澤氏が舞台を日本の男子ツアーに移して手がけるトーナメント。このメッセージには既存のゴルフ界の常識を覆す“仕掛け”を今後も次々に用意している様子がうかがえます。
ジュニアアカデミーの構想なども含め、今年の大会だけでなく、年々どのように発展していくかが楽しみです。
(取材・文/森伊知郎)


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