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松山英樹がTGLでデビュー! マキロイの信頼も厚く、好プレーを連発!

「ハンマー」のかかった大事なパットを決めるなど、チームの信頼を得ていた松山(写真/TGL)
17日(日本時間18日)に行われたTGLでボストン・コモンゴルフに所属する松山英樹が待望のデビューを果たした。注目の初プレーはいきなりプレッシャーのかかる状況となったが、きっちりとポイントを獲得してチーム内で大きな信頼を得ていることを証明した。その試合のハイライトシーンを振り返る。
初プレーは、倍のポイントがかかったパット
この日は祝日ということもあり、ボストンとザ・ベイGCの試合はトリプルヘッダーの3試合目。ベイは直前にアトランタ・ドライブGCに6-5で勝利した勢いで臨んできました。
1試合が15ホールのマッチプレー形式で行われるTGL。最初の9ホールは3人が交代でボールを打つ「トリプルス」で松山はチーム3番手です。
1番ホールは416ヤードのパー4。キーガン・ブラッドリーがティショットを打ち、ローリー・マキロイが2.5メートルに乗せ、次のパットを松山が打つことになりました。
試合の最初のプレーがパットということは、まずありません。しかも松山にとってはTGLで初のプレー。さらにトリプルヘッダーの最後の試合ということで事前の練習も限られていました。
その練習で「(通常のグリーンと違って)芝目がない分、細かい傾斜がすごくて早く対応しなければと思った」と感じたとあって、微妙な距離のパットはよりプレッシャーがかかります。
マキロイとブラッドリーの信頼に応える
ここでボストンは松山に絶対的な信頼をしていることを証明する行動に出ました。
ベイのウィンダム・クラークが6メートルのバーディパットを外すと、試合中に3回使え、ホールのポイントが倍になる「ハンマー」を行使したのです。
実は松山は今シーズンのPGAツアーでの「ワンパット率」が44・21%で全体12位 の“パット巧者”。この勝負強さをマキロイとブラッドリーは見込んでハンマーを行使したというわけです。
そして松山は「二人が(ラインを)読んでくれた」パットを見事に期待に応えて決め、ボストンが幸先良く2ポイントを獲得しました。
相手の「ハンマー」を“消す”ナイスパット
後半6ホールは各ホールを1対1でプレーする「シングルス」。12番パー3で松山のティショットは8メートルにオン。先にクラークが2メートルに乗せていたベイは「ハンマー」を使います。
前のホールを取ったベイが4-3とリードしている状況で、このホールで2ポイントを上積みされるとボストンは苦しくなります。
今週から「ハンマー」のルールが変更。各ホールのティショット前に行使されると相手チームは拒否できませんが、ホールのプレー中の「ハンマー」は拒否できます。
ただしその場合はホールを「ギブアップ」したことになるので、相手に1ポイントを与えることになります。
拒否して失点を「1」に抑えるか。2ポイント取られるリスクを受け入れて引き分け。あるいは松山がバーディパットを決める可能性に託すのか。
ここでもマキロイとブラッドリーは松山を信じて受け入れます。
これに応えたパットはもう少しでカップイン。
マウンドを越える難易度の高いパットをここまで上手く打つことを予想しておらず圧倒されたのか、クラークもバーディパットを外し、ボストンは引き分けることができました。
同点で迎えた最終ホールの担当は松山
試合は大接戦となり、4-4の同点で松山が担当する最終ホールを迎えます。
714ヤードのパー5はティショットで浮島のフェアウェイに運べばショートカットが可能。
当然のようにここを狙ってドライバーを振り抜くと326ヤード先のフェアウェイをキャッチ。残り204ヤードを5メートルに2オン成功。会心の表情でボールの行方を見守るショットを勝負どころで連発しました。
イーグルパットは惜しくもカップ右を抜け、対するベイはクラークが3メートルのイーグルパットを沈めたためにボストンは初勝利とはなりませんでした。
次戦の出場を明言
試合後のインタビューで「今日は最初ということで先週の(PGAツアーの)試合より全然緊張しました」と話した松山は「最初のパット以外はいいプレーができなかった」と悔しさをにじませ、「来週頑張りたいと思います」と24日(日本時間25日)の次戦、アトランタ戦に出場することを宣言しました。
ティショットなど50ヤード超のショットはバーチャルのスクリーンに向かって打ち、それ以下のショートゲームやパットは実際にプレーするTGLと通常のコースとのショットの感覚の違いについては「あまり変わらないのではないかと」と話し「少し左に行っていたので、調整したいと思います」と次戦への課題を口にしました。
TGLは6チームで総当たりのリーグ戦を行い、上位4チームがプレーオフに進出します。3戦で勝ち星のないボストンは、松山の奮起が期待されます。
(文/森伊知郎)

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