飛距離優先のスイングを追求するならテンフィンガーグリップがオススメ!

右手のパワーを活かしやすいからインパクトで当たり負けしない

皆さんもよくご存じのように、グリップの握り方にはオーバーラッピングとインターロッキング、テンフィンガーの3つがあります。
オーバーラッピンググリップは右手の小指を左手の人さし指、あるいは人さし指と中指の中間に重ねる握り方で、昔からポピュラーなグリップとして知られています。性質としては右手が左手の邪魔をしないように右手の力をセーブする感覚が生じやすいという点があげられます。

インターロッキンググリップは右手の小指と左手の人さし指を絡める握り方で、右手がひとり歩きをしないように両手の一体感を高めるのが一番の目的といえます。基本的には手が小さい人に適しているといわれていましたが、今ではパワーヒッターの中にもインターロッキンググリップに握る人もかなり増えてきました。

でも飛距離がもっと欲しいなら、テンフィンガーグリップがオススメです。左手の親指をグリップに添えるのはほかのグリップと一緒ですが、両手を分離させて握るのが特徴で10本の指の全体で握る感覚となります。
オーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップが右手の力をセーブする役割を持つのに対して、テンフィンガーグリップは右手の力を活かしやすくするための飛ばしに特化したグリップです。

右手のパワーを利用しやすいということはインパクトで当たり負けしない。自分のパワーを100パーセント発揮しやすい。そんな理由から、私自身も7~8年前からテンフィンガーグリップに握って飛ばしています。

ただし右手と左手が離れすぎないように注意してください。両手を密着させた上でテンフィンガーに握りましょう。
左手の親指をグリップから外して野球のバットを持つようなベースボールグリップもありますが、左手親指までグリップから外してしまうとクラブコントロールが難しくなるので避けたほうがいいでしょう。

右手のヒラでフェース面を感知しやすいのもテンフィンガーのメリット

右手でヒットしやすいのがテンフィンガーグリップのメリットですから、右利きの人にとっては有利ですし、パワーがなくて飛ばないと悩んでいる人にも、もともと飛ぶけど飛距離がもっと欲しいという人にもマッチします。

右手に主導権を与えてあげることでヘッドスピードがアップしますし、インパクトからフォロースルーにかけての両腕のローテーションがしやすく、スライス防止の効果だってあります。

私自身が感じていることですが、右手リードによって右手のヒラとフェース面が連動しやすく、右手でフェース面を感知しやすいのもテンフィンガーグリップの長所だと思います。
とはいえ右手が強すぎてインパクトで右手首をこねてしまうと左に引っかけてしまいやすっくなります。

飛距離が出る分、曲がり幅が大きくなりやすいのは承知して頂くとして、右手が勝ちすぎないように両手のバランス感覚を意識しつつ、右手のパワーを活用する感覚をマスターしてください。

それが右手のヒラとフェース面を連動させるイメージなのです。曲がり幅をなるべく少なく抑えて飛ばせるようになりましょう。


ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす!

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小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。