パター2本持ちでラウンドはナシ? ショートパットとロングパットで使い分けるならアリ?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第58回
1本のパターでフィードバックを受けるのが望ましい
パターを2本持っていて、コースによって使い分けるのはアリだとは思いますが……。試合の練習ラウンドでパターをいっぱい持っていって打ってる人もよくいるので「そのコースで距離感が合うモノを探す」という観点ではアリでしょう。とはいえ、試合のときに3~5本もパターを持って打っている人は「あ~、具合が悪いんだな」という見え方しかしません(笑)。
昨年に「マスターズ」へ行ったときに、コリン・モリカワがパターを3本持って練習グリーンでずっと打ってました。でも、結果的にパターが入らなくて、最終日に引き離されてしまいました(3位T)。
1本のパターでずっとプレーすることで、傾向が分かるし基準ができるのでは。プロならまだしも、練習量が少ないアマチュアは、1本のパターでデータを蓄積していったほうが、次につながるんじゃないでしょうか。
同じ長さのヘッド違いよりも、同じヘッドの長さ違い
パターを何本も持つとしたら、違うタイプのヘッド形状を持つのも一つかもしれませんが、長さが違うパターを持って「自分が構えやすい長さはどれか?」というのを見つけるほうが、実戦的だと思います。
34インチでいくつもパターを持つよりも、33~35インチまでで何種類かを持って「コレが使いやすい」というように選ぶほうが効果的ということです。基本的には34インチがスタンダードだから、33インチ(短め)と35インチ(長め)を持ってもいいでしょう。
パターの長さは構えやすさにも影響するので“長さ違い”のパターをそろえるのは実用的かもしれません。


鹿又芳典
かのまた・よしのり 1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。

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