初めてのゴルフ、その前に! 最低限のマナー“それ”知らないと誘われなくなります!
ゴルフのルールとマナー

ゴルフというスポーツ、どんなに下手でも嫌われることはありませんが、守るべきマナーやエチケットがきちんとできていないと、ゴルファー失格の烙印を押され、場合によって二度と誘ってもらえなくなるも。そうならないようにするために、初心者でも覚えておくべき最低限のマナーをお教えしましょう。
ゴルフが下手でも、マナーを守っていれば“いいゴルファー”と思ってもらえる
ゴルフ場で「やらない方がいい」、また「気をつけた方がいい」マナー&エチケットは次の8つです。
1「身だしなみに気をつける」
最近、ドレスコードがあいまいになってきましたが、一緒にプレーをする人がどんな基準を持っているかが分からないうちは、できるだけ“正しい”といわれる服装を守った方がいいでしょう。具体的には、ゴルフ場への入退場時にはジャケットやブレザーを着用。ズボンは、ゴルフ用のスラックスやチノパン、綿パンを。プレー中は、ポロシャツやタートルネックなどの襟付きシャツが基本です。
2「騒がない、はしゃがない」
もしアナタがボールを打とうとしているとき、大きな声が聞こえてきたら集中できませんよね。そのことを考えて、「ゴルフ場では静かにする」というのが鉄則です。特にゴルフ場は声がよく通るので、人と話をするときも小声で話しましょう。

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3「ティーイングエリアでは邪魔にならない位置に立つ」
邪魔にならない位置とは、ショットする人の視界に入らない位置。打つ人の前はもちろんですが、飛球線後方も視界に入るので立たないようにしましょう。ベストポジションは、打つ人の斜め後方辺り。ベテランゴルファーやルールに厳しそうな人がいたら、その人の横に立っておけば間違いないでしょう。
4「同伴競技者が打つ動作に入ったら動かない」
同伴競技者がルーティンに入ったら、動かないでじっとしていましょう。たとえ視界に入っていなくても、ウロウロされると気になるものです。
5「素振りは2回まで。最終的には1回を目指す」
初心者はスイングの確認と、不安を取り除きたいという理由から何度も素振りをしがちですが、素振りの回数が多くなると同伴競技者のイライラは募ります。素振りはせいぜい2回まで。できれば1回。これは慣れなので、素振り1回でセットできるように練習しましょう。

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6「ボール地点に向かう際は、クラブを2~3本持っていく」
昔から“スロープレー”については厳しい人が多かったのですが、最近はさらに厳しくなっています。ショットを終えたら、次のプレーを考えてクラブを2~3本持って次の地点に向かうというのはもはや常識。ボールが林の中に入った場合は小走りで。また、アプローチの際は必ずパターも持っていきましょう。
7「グリーンを傷つけない」
グリーンを傷つけないようにすることはとても大事なこと。そのためにも、絶対に走らないように。また、足を引きずりながら歩くのも厳禁です。
8「ホールアウト後は速やかにカートに乗る」
ホールアウト後は急いでカートに向かい、素早くカートに乗り込みましょう。スコアを付けたり、使ったクラブをバッグに戻すのは次のホールに着いてからにしましょう。
細かいことを言えば、他にもいろいろマナー&エチケットがあるのですが、まずは一緒にプレーをしている人に迷惑をかけないことを意識してプレーしましょう。
また、分からないことがあれば、積極的にベテランゴルファーに聞いてみるのもいいでしょう。ほとんどのゴルファーが親切に教えてくれますし、「マナー&エチケットを意識しようという気持ちがあるんだな」ということが相手に伝わり、アナタの株も上がるはずです

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真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。