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ヘッドスピード別・ロフト角48〜58度の適正飛距離。ウェッジは何ヤード飛べばいい?

吉本巧のゴルフギア教室 第60回

2025/03/29 ゴルフサプリ編集部

ウェッジ

ロフト角48〜58度のウェッジはピッチングウェッジ(以下PW)の下に入るクラブになりますが、これらで打った場合、一体どれくらい飛べばいいのだろう? ヘッドスピード別の飛距離をプロコーチ・吉本巧が詳しく解説します。

ウェッジはコントロール至上主義。飛ばないのもよくないが飛びすぎの方が危険

ロフト角48〜58度のウェッジは何ヤード飛べばいいのか。
結論から言うとヘッドスピードによって変わります。ということで、今回はドライバーのヘッドスピードが38〜48m/sの人が、ロフト48、50、52、54、56、58度のウェッジで、それぞれどれくらい飛べば適正なのかを見ていきましょう。これを読めばヘッドスピードに対するウェッジの適正飛距離はもちろん、自分に合ったウェッジのロフトは何度か、どんなウェッジを買ったらいいのかもわかります。ここで言う飛距離はキャリーとランの合計距離ですが、ウェッジの場合はほぼキャリーと考えていいでしょう。

まずロフト角ごとにウェッジを仕分けすると、48度はPW同様フルスイング用。私はPWをアイアンの延長で10番アイアンと位置付けていますが、48度もその流れで、言うなれば11番アイアン。アプローチで距離を刻むような使い方ではなくおもにフルスイングするウェッジです。

50度も48度と同じようにフルスイングで使いますが、同時にアプローチでも使えるウェッジになります。基本はピッチ&ランですが、ランが多めになるため転がしを多く使って寄せるのが好きな人に合う傾向があると思います。

52度はいわゆるギャップウェッジ。イメージ的にはアプローチウェッジとサンドウェッジの間を埋めるクラブで、例えば48度と56度の間に入れるなどして使います。フルスイングでもイケますが、ピッチ&ランのアプローチもOK。ただ50度とは違ってキャリー多めで寄せたい人に向きます。

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54度は、これより下の番手(56、58度)と52度の“いいとこ取り”をした感じのウェッジですが、見方を変えると中途半端とも言えます。例えば58度を入れる場合、その上が52度になるとピッチが6度も開くので54度を入れてセットアップのバランスをとる、といった使い方をする人が多いようです。52度のピッチ&ランよりも、さらにランを減らしたい人などは54度にするとイメージが出るかもしれません。

56度と58度はほぼ同じ用途で、グリーン周りのアプローチやバンカーショットなど寄せ専用でフルスイングしないウェッジと私は考えています。というのも、これらのウェッジはおしなべてバンス角が多め。重心が低くなっているのでヘッドがボールの下を潜りやすくなります。エクスプロージョンショットなどが打ちやすいことからもわかるように、振っても飛ばないクラブ。フルスイングしてもボールが上がるだけなので、あまり意味がありません。また、ヘッドが重くスイングバランスもアイアンセットより重いので、フルスイングするとスイングを不安定にする原因にもなります。

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