ヘッドスピード別・ロフト角48〜58度の適正飛距離。ウェッジは何ヤード飛べばいい?
吉本巧のゴルフギア教室 第60回
ヘッドスピードはドライバーのもので、38〜48m/sまで2m/sごとに5つに分けました。40〜42m/sは平均的なアマチュアゴルファー、42〜44、44〜46m/sは中上級者、46m/s以上は上級者の、それぞれアベレージのヘッドスピードになります。
ロフト角とヘッドスピードから適正飛距離を割り出したのが下の表です。ウェッジのロフトが2度変わると飛距離は約5ヤード変わります。ロフトが10度違うと飛距離は約25ヤード変わるわけです。また、ヘッドスピードは2m/sの違いで10ヤード変わるのが目安。表内の飛距離は最長飛距離ではなく平均距離を示しています。

ょう。現在の飛距離が、表内の飛距離からプラスマイナス5ヤードの範囲に収まっていればOK。例えばヘッドスピード40〜42m/sの人が56度のウェッジ場合は70ヤードが目安なので、65〜75ヤード飛んでいれば芯に当たって正しく打てていて、ロフトも合っていると言えます。なお54〜58度のウェッジは、フルスイングしない前提で最も大きく振った場合の飛距離と考えてください。
表ではヘッドスピード42〜44m/sとロフト48度との組み合わせで初めて100ヤード飛びます。それを見て、全体の飛距離設定が短すぎると思う人がいるかもしれませんが、もしそうならウェッジに対する考え方を改めた方がいいかもしれません。なぜならウェッジはコントロール至上主義、思ったところにボールを運びたいクラブだから。飛ばないのもよくありませんが飛びすぎの方がはるかに危険。それを考えた飛距離設定となっています。

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もし10ヤード以上飛んでいたら振りすぎている可能性が高いと思うので、振り幅を抑えてコントロールする方向にスイングをシフトチェンジしましょう。前述したようにスイングバランスの重い56、58度といったウェッジで振りすぎるとスイング的にもマイナス。軸ブレなどに繋がってスイングを壊すことにもなりかねません。
振っていないのに飛びすぎる人はインパクトでロフトが立っています。20ヤードもオーバーしたら間違いなし。ウェッジは上から叩きつけるように打つと思っている人も多いようですが、それだと毎回インパクトロフトが変わって再現性が低いまま。何より飛距離が安定しないのでウェッジ本来の仕事ができません。レベルブローのイメージでスイングし、入射角をノーマルにしましょう。

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吉本巧
よしもと・たくみ ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。南フロリダ大在学中は全米を転戦するなど11年間にわたって選手とコーチを経験したのち、日米の20年の経験から吉本理論を構築。プロやアマチュアのスイングコーチをはじめ、フィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなども務める。現在は東京・中央区日本橋浜町の「吉本巧ゴルフアカデミー」で指導中。「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」も人気。