ボールを変えるとスコアが変わるは本当か? ボールフィッティングで見えた「適正ボール」の重要性
STEP3 ラウンドでボールをテスト
ミスに寛容で打球が止まる! 未体験のボール性能でゴルフが変わることを実感

今回は練習場でフィッティングした後、選んだボールを使ってハーフラウンド。スコアは度外視して使用感、およびショットからパットまで、いかなる効果がもたらされるのかを確かめた。「プロV1は飛び性能に特化したボールではないのに、飛距離アップを意識して使っていたディスタンス系のボールより飛んでいる気がする」とスタートホールのティショットで早くもフィッテイングの効果を実感したのは谷口さん。その後はやや右に曲がるショットもあったが「あの感じで飛び出すといつもならOBですけど残ってくれている」とプロV1の曲がりにくさにも目を見張った。
一方、いろいろな距離からグリーンを狙い、スコアリングショット性能を試していたのは奥村さん。「以前からプロV1は好きで、結構使っているボールでしたが、今回選んでいただいたプロV1xの方が打球が高めですね。そのぶん落下角度がとれるので、ミドルアイアンでも止まってくれます」とのこと。100ヤード強のピッチングウェッジでは、ピン側にピタッと止まるショットまで飛び出して本人も驚き。「プロV1xはスピンが少なめと思っていましたがカン違いでした」と嬉しい誤算に破顔した。
プロV1とプロV1x、違ったモデルを使う2人だが、その性能の高さを共有したのはスコアリングショットの極みとも言えるアプローチ。はじめはおっかなびっくりだったが、打球がピタッと止まるのを見るや思い切って突っ込めるように。百発百中とはいかないまでも、かなりの確率でワンピン以内につくようになった。

プロV1xの奥村さん曰く「出球が幾分高い気がしましたがすぐに慣れましたし、打感も違和感がないので感じがつかみやすかったです」。また、谷口さんは「寄るのも嬉しいですけど、ちょっとトップ目に入った時でもグリーンをオーバーせず、カラーや時にはグリーンに止まってくれていることがあって、それはこれまで使ってきたボールにはなかったことです。アプローチを繰り返すのと、次にパターを持てるのとではスコアが全然変わると思うのでありがたいです」と手応えを感じていた。
打感の影響が一番出るパットについても、ともに問題なし。向井さんによれば「パットはボールのみならず、パターのフェースインサートによる影響も大きく、何より打感の評価は主観的な感覚によるものですから、最終的には好みで選んでいただければいいと思います」とのことだが、打感に影響する打音を聞く限り、プロV1、プロV1xともに硬い感じはゼロ。
プロV1の旧モデルからプロV1xにスイッチした奥村さんも「打感の違いは全くわかりません」ということだった。
ボールがフェースに食いつく感じで適正スピンを実感(奥村さん)
「これまでは感覚だけでボールを選んでいましたが、計測データを出していただいたことで、そのボールを使った方がいい理由が明確になり、納得してボールを使えるようになりました。正直、打っている感じではプロV1とプロV1xの違いはよくわかりませんでしたが、データはわずかに違っていて、ラウンドではその違いも実感することができたと思います」

「特に100~120ヤードのショットや30ヤードくらいからのアプローチでは、ボールがフェースに食いつく感じがあり、これが適正スピンにつながっているのか、打球がしっかり止まってくれました。思い通りの弾道で気持ちよくスピンがかかるところにプロV1xの信頼度の高さを感じましたね。
年齢を考えると、スコア的にあまり上積みはできないかなと思っていましたが、まだまだスコアアップできそう。60歳までの5年間が楽しみになりました。また、向井さんのようなスペシャリストの方から、ボールについての深い話を聞きつつ熱い時間を共有できたことも楽しかったです」
打球の止まり方でボールの違いがよくわかりました(谷口さん)
「フィッティングする前は飛距離やヘッドスピードばかり気にして、それを見てよさそうなボールと判断していましたが、データによって自分の傾向がわかり、それに基づいて適正なボールを教えていただき、おまけに自分がやるべきことまでわかったのは大きな収穫でした。フィッティングしていただいたプロV1はずっといいなと思っていましたが、気のせいじゃないことがわかって成長できそうな気がします」

「ただ、全体的に弾道が高すぎるという結果は、これまで気にしたことがなかったのでちょっと意外でした。ボールでそれが変わるんですから自分に合ったものを使った方がいいですよね。
ラウンドで一番印象に残ったのは、いつもだったら明らかにミスになっているショットやアプローチが、そこまでひどいことにならずに踏みとどまってくれるところ。グリーンを外してもエッジに残ってくれたり、グリーン内に収まってくれることもありました。打球の止まり方を見ると明らかにボールの違いがわかります。僕でもわかるくらいですから誰でも実感できると思います。
プロV1とプロV1xではV1xの方が少し打感が硬いと思いました。これまで使っていたボールとも打感が違いますが、結果がよくなっているので問題ありません。ボールを軸にギアを選べるのはシンプルでいいなと思いました」

タイトリストには「すべてのゴルファーのスコアアップに貢献すること」を目標にした独自の「Green-to-Tee」アプローチと呼ばれるボールフィッティングプログラムがある。これはスコアアップのためにボールができることは何かを重点に置き、正しいゴルフボール選びの手助けをしてくれるというもの。今回の内容とはちょっと違うが、すべてのレベルのゴルファーにフィットするボールをセレクトできるので、ぜひ体験していただきたい。

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