インプレス ドライブスターTYPE Sを購入! カチャカチャできないドライバーはいいぞ!
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第188回

シーズン中にクラブを変えるツアープロはあまりいない。コースによって、クラブセッティングを調整することはよくあることだが、ヘッドやシャフトを変更するときは大きな問題を抱えていることが多い。でも、アマチュアは頻繁に“カチャカチャ”したり、ドライバーを買い替えたり。最近、カチャカチャ機能(可変スリーブじゃない)のないクラブを購入したというゴルフギアライターのT島氏と大蔵ゴルフスタジオのフィッター・野倉氏が語り合います。
ラウンド中にシャフトをカチャカチャ、変えるのは百害あって一利なし
T島 わたくし、ついにNEWドライバーをゲットしました。
野倉 オッ! どのモデルをゲットしたんですか?
T島 ヤマハのインプレスドライブスターTYPE Sをカスタムしてゲットしました!! 野倉くんとオソロイです!
野倉 おお、T島さんもドライブスターを選びましたか! 二人で良いよね! って話していましたもんね。
T島 でも、真似ししたわけではありませんよ。「第一印象から決めていました!」
野倉 また昭和ネタですか。スルーしますね。さて、ドライブスターですが、曲がらないし、カーボンフェースなのに打感が良いし、スッキリとした構えやすさがありますよね。
T島 ねるとん知らないか。まあいいや。そうそう、それにヘッド重量が重すぎないよね。重すぎないのに慣性モーメントが大きめでやさしいんだよね。
野倉 T島さん、気に入っていたけど、購入するとは思っていませんでした。だって、ドライブスターはカチャカチャ、つまり可変スリーブじゃないから。
T島 良かったのです。あえて、カチャカチャができないドライバーを選んだのです。
野倉 あれ、そういえばFWとUTも可変スリーブのPXGから、フライハイトのTHE-G トライアングルというペンシルネックにしていましたね? なんかT島さんらしくないチョイスですね。
T島 可変スリーブのドライバーは ブリヂストンのB3 MAXがあります。クラブをコロコロ変えるT島にしては丸1年愛用しています。こちらのドライバーも併用なのだけど、使うたびにシャフトを変えているのよね……
野倉 ラウンド中に3回ぐらい変えるって聞いたことあります。本当ですか?
T島 シャフトの試打しないといけないから……でも、そうやってラウンド中にコロコロ変えるのは、スコアに良くないことは充分承知しております。
野倉そうですね。フィッターとして言わせていただければ、百害あって一利なしです。キッチリとフィッティングしたのであれば、同じシャフトを信じて使い続けていただいた方が、良い結果が出ます。
T島 ちなみにラウンド中にカチャカチャとシャフトを替えるのはルール違反ですので、コンペなどでは替えません。

野倉 T島さんのエースシャフトは何ですか?
T島 ここ最近気に入っているのは、USTマミヤのLIN-Q RED EX 5Sです。手元のしなり感がありながら、先端がほどよく動いてくれるので気に入ってます。
野倉 まだ発売してないじゃないですか!
T島 テヘヘ、試打用をお借りしています。
野倉 インプレスドライブスターには何を入れているんですか?
T島 フジクラの24ベンタスブルー5Rです。2024年に年間通して使っていたシャフトです。
野倉 長期で使った実績があるシャフトにしたんですね。T島さんが自覚しているように、新しいシャフトが出た! 気になるなぁ! という気持ちはわかりますが、新しいからといって驚くほど飛ぶわけじゃありません。確かに替えたら少し飛んだりするかもしれませんけど、長く使ったシャフトは安心感が違います。特にプレッシャーがかかった時に信頼できますよね。
T島 ということで! わざとカチャカチャができないインプレスドライブスターにしたのです。コイツと経験をともにして愛を育むわけです。まあ結婚と同じです! 簡単にカチャカチャしないほうが、スコアアップするんです。
野倉 T島さんみたいに、頻繁にシャフトをカチャカチャ変更したら愛は育たないということですね。
T島 カチャカチャは楽しいけど、そろそろ落ち着きたいわけです。

野倉 接着のネックのモデルって減ってきましたね。ドライバーでは絶滅危惧種認定してもいいかも? 大手だけじゃなく、パーツメーカーでも減っています。
T島 でも、可変スリーブ部分とスリーブ自体に重量が確実に持っていかれるので、接着ネックのほうがヘッドの設計の自由度は高いくなって、より大胆な設計ができるというメリットがあるよね。
野倉 あとやっぱり接着のほうが打感がよくないですか?
T島 それは言えると思う。ツアープロはめったにカチャカチャしないから、接着する人が少なくないと言う話を聞いたこともあります。
野倉 それに接着だとネック周りがスッキリするので構えやすいですよね。
T島 可変スリーブ機能は、アメリカでは必須と言われているって聞いたことがあるな。
T島 ロッディオのドライバーで可変スリーブか接着か選べるモデルがあるけど、あれは面白い発想だよね。
野倉 そうですね。接着モデルなんですが、シャフトの挿入角度が変わるパーツが用意されていて、そこをアジャストして接着するんです。
T島 フェアウェイウッドも同じ構造のモデルがあったよね。
野倉 はい。可変スリーブって万能なイメージがありますが、設計的に制約が入るデメリットもあります。そして簡単にロフトやシャフトを変えられるということは、メリットでもありデメリットでもあると思います。
T島 そう!それが今回のテーマでした。スペック・仕様は一度決めたら貫き通す!
野倉 バツイチのT島さんが言うとなんとなく説得力がありますね。やり直さなくていいように接着モデルにしたんですね?
T島 はい。決めたクラブ・スペック・シャフトを長く愛してみます。ところで、新しいS-TRIXXのシャフトってどうなん? 評判いいけど!
野倉 飛距離性能高いですよ。って、またカチャカチャしようとしていませんか!?
T島 あっ、すいません。

PWが42度ならAWの間にもう1本欲しい! ストロングロフト時代は48度アイアンが必須かも?
ロフト角が42度ならPWで130ヤード飛んでも不思議じゃない。そんな時代のPW、AW、SWという番手設定には無理があるんじゃない?...

この3W打ちやすい! と思ったらロフトが4W相当だった!? FWは番手選びよりもロフト選びにこだわって!
ピンの試打ラウンドで3Wを打ったら「意外に打てた」と喜ぶとともに、やっぱりFWはロフト選びが大事だなと再認識したT島氏。そ...

2025年ゴルフ界のトレンドはコンボアイアン? 自分だけのこだわりセットを考えるのは楽しすぎる!
異なるヘッド構造のアイアンを組み合わせるコンボセットが「楽しい!」というゴルフギアライターのT島氏。それに対して、こだ...

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/