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シャウフェレの赤いパターはブレードの打ち味を持った「オデッセイ#7」だった!

2025/04/22 ゴルフサプリ編集部

ザンダー・シャウフェレが使用するパターの一部仕様変更バージョンが4月18日に発売された。早速、気になる赤いパターの試打を高橋良明プロがレポート。

昨年の全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝を果たしたザンダー・シャウフェレ。これを記念して、ザンダーが使用しているパターのレプリカが数量限定発売されたが、即完売してしまった。ちなみに本数は、優勝スコアと同じ263本だった。完売後もアンコールの声が止まず、これに応えて一部仕様変更をしたモデル「オデッセイRED SEVEN Xパター」が発売を迎えた。

2024年、全米プロと全英オープンでメジャー2勝。2025年マスターズでも、ザンダーのエースパターは同じだ。

試打レポートの前に、スペックを確認しておこう。ヘッド形状はオデッセイの中でも人気の高い#7。赤いカラーリングとクランクネックがザンダーモデルの特徴。ヘッド素材はステンレス本体にアルミニウムソールプレートを装着、ソールには2つのダングステンウェイトを装着している。削り出しのノーインサート仕様で、フェース面にはダイヤモンドパターンのミーリングが施されている。

赤いカラーリングとクランクネック、505gの軽い重量が特徴。

また、重量を測ったところ505gというかなり軽い重量に仕上げられているところも特徴だ。(パターの重量は530gから540g台が現在の主流)

昨年発売されたレプレカモデルは、ザンダーが使用しているパターと全く同じ仕様だったが、「オデッセイRED SEVEN Xパター」では、ソールの刻印とグリップのロゴと、ロフト角、ライ角、長さが変更されている。

ザンダー使用品とはソールとグリップのロゴが変更され、ロフトは2.75度から3.5度に、ライ角は71.5度から70度に変更。長さは34.375インチから33or34インチの2種類に変った。

スペックの確認が長くなってしまったが、実際にどんな打ち味なのかを、高橋プロの試打コメントで紹介しよう。

まずは、手に持った瞬間に“軽い”と言うのが第一印象です。いわゆる“ツノ型”の大型マレットですが、ブレードタイプのような操作性を感じます。

実際にボールを打つと、ソリッドな打感で打球音もしっかりと聞こえます。音も打感も削り出しのブレートタイプに使いフィーリングです。

重量、打感、打球音、球のコロがり、すべてブレードタイプに近いフィーリングを持っている。

スムーズな回転でコロがって行きますが、ヘッドが軽いので球足が伸びると言うよりはしっかりとボールをヒットして距離感を合わせやすくなっています。ここもブレードタイプと同じ感覚で使いやすく感じます。“飛び過ぎない”ので、ツアーの高速グリーンで使いやすいはずです。

ブレードタイプとの違いはヘッド形状です。ブレード部分とツノの部分に白いラインが入っていて、赤と白のコントラストでストロークのラインをイメージしやすく、素振りでも、実際に振った時でも、残像効果でストローク軌道を確認できます。

ブレードタイプの感覚で打てることに加えて、ブレードタイプよりもストレートなストロークで打ちやすいパターと言う評価になります。また、クランクネックでオフセットが大きいので、球のつかまりが良く、プッシュアウトしにくいことも特徴です。

パッティングで右へのミスが多い人やオーバーが多い人、ブレードタイプから大型マレットに替えたいと言う人に合いうと思います。(高橋)

アンコールに応えて再登場した「オデッセイRED SEVEN Xパター」だが、今度も数量限定だから完売が予想される。気になる人は早めに決断した方がいいだろう。ちなみに価格は7万9200円(税込)。キャロウェイ公式オンラインストアおよびCALLAWAY SELECTED STOREで購入できる。

高橋良明(たかはし・よしあき)
1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。サザンヤードCC所属。

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