賞金総額は15億円!

渋野は先週の「マイヤーLPGAクラシック」では2日目の上がり4ホールで4つスコアを落とし、カットラインに2打及ばす。今シーズン4度目の予選落ちとなりました。

3週前のメジャー「全米女子オープン」では7位となり上昇ムードかと思いきや、翌週は29位。そして「マイヤーLPGA」で初日70から2日目は76を叩いて決勝ラウンドに進出することができず。

それでも渋野に期待するのは、やはりメジャーの大舞台で底知れぬ力を発揮するからです。

昨シーズンは優勝した笹生優花と争って2位になった「全米女子オープン」で、年間ポイントの6割超を一気に稼ぎました。

今年も「全米女子オープン」の7位で、その時点でシーズンの8割近くとなる123.5ポイントを獲得。その後2試合が経過した現在も総ポイント(181.767)の約3分の2をメジャー1試合で稼いだことになります。

ポイントの大半をメジャーで稼ぐ

「全米女子オープン」前までの渋野のポイントランキングは120位でした。
万が一にもそのままの順位でシーズンを終わろうものなら、来シーズンの出場優先順位は「QTのトップ25」の次のカテゴリーまで落ちていたので、LPGAツアーへの出場機会はかなり限られることになっていました。

現在のポイントランキングは70位で、事実上のシード権ともいえる「カテゴリー1」に入る80位以内にはいます。

とはいえ、先週の予選落ちで68位からランキングは下がりました。
昨シーズン終了時点のポイントランキング80位のボーダーラインは「456.322」だったので、まだまだ稼ぐ必要があります。

昨年の「全米女子プロ」は7位

メジャー直近の大会で予選落ちしているのに期待できるか?と思うかもしれませんが、昨年の渋野は2位になった「全米女子オープン」前は2試合連続。シーズン序盤も4試合連続など9試合中、6試合で予選落ちしていました。

今シーズンは12試合で予選通過が8回なので、昨年と比べれば予選通過率はアップしています。

樋口久子さん以来となる、48年ぶりの快挙を!!

4月の「シェブロン選手権」を西郷真央が制したことで、現行のアメリカLPGAツアーのメジャー5大会の優勝者には全て日本人が名前を連ねることになりました。

ですが、「全米女子プロ」の歴代優勝者は、1977年の樋口久子さんのみです。

2019年に「全英女子オープン」で勝ち、42年続いた「日本人によるメジャー制覇」の空白期間にピリオドを打ったのは。他ならぬ渋野でした。

今週も「メジャー女」の本領を発揮して、48年ぶりの快挙に期待したいところです。

(文/森伊知郎)