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90切りはおろか70台さえ見えてくる!? 寄せワンを取れる人ができている7つのこと

吉本巧のゴルフギア教室 第74回

2025/07/05 ゴルフサプリ編集部

5 レベルブローで打っている

ヘッドの入射角も寄るか寄らないかを左右する要素で、寄る人はインパクト前後でヘッドが地面と平行に近い、レベルブローになっています。これがベースになるとインパクトロフトが一定になります。打球の上がり方が安定するので距離感が出てきます。

寄らない人はダウンブローやアッパブローになっていて弾道が一定しません。まともに当たっても、その都度、飛んだり飛ばなかったりになる。ザックリやトップの温床にもなります。それならダウンブローやアッパーブローで固めよう、と思う人もいるかもしれませんが、レベルブローに比べるとミート率が下がるのでおすすめできません。

6 次のパットを考えて打っている

寄る人はカップインを狙わず常に寄せようとしています。ボールが止まるところまでイメージしていますから、カップの周りに集まってきます。カップインを狙うと距離感がお留守になります。「あわよくば入れたい!」などと考えてカップばかり意識すると、パンチが入ってオーバーしたりトップも出やすくなります。

なぜ寄せたいかといえば、次のパットを楽にするため。それなら、どこに打てば楽になるかを考えるのがスジです。寄せワンとはアプローチとパットがワンセットになってはじめて成立するもの。例えば上りのストレートラインを残せると寄せワン率が上がると言われますが、それだけでなく狙いも明確になります。常に2つの関係性を考えることが大事で「寄ればどこでもいいや」では、難しいラインに止まってワンパットで済まないことにもなりかねません。

7 1本のウェッジを打ち込んでいる

アプローチ巧者の多くは1つのウェッジを徹底して打ち込んだ時期があるように思います。練習もラウンドも「これ!」と決めた1本でやり通す。こうすることでアプローチの基礎ができます。また、その1本があることで他のウェッジとの違いが明確にわかるようになります。

うまくいかないとすぐにクラブを替えてみたり、買い替える人もいますが、そのたびに振り出しに戻ってしまい、フィーリングや距離感がなかなか出ません。ある程度満足がいくウェッジがあるなら、それを1年くらいは使い続け、相棒と言えるくらいの存在にするのがいいと思います。

吉本巧
よしもと・たくみ ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。南フロリダ大在学中は全米を転戦するなど11年間にわたって選手とコーチを経験したのち、日米の20年の経験から吉本理論を構築。プロやアマチュアのスイングコーチをはじめ、フィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなども務める。現在は東京・中央区日本橋浜町の「吉本巧ゴルフアカデミー」で指導中。「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」も人気。

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