グリッププレッシャーはゆるゆるでも強めでも、どっちでもいい!? 結果よければすべて良し
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

ゴルフでは一般的にグリップをゆるゆるに握った方がいいと言われています。でも、グリップを強く握っても結果を出している人ももちろんいます。みなさんは、ゆるゆるに握って結果が出ないのと、強く握って結果が出るのとどちらが良いですか?
グリッププレッシャーは強くていいの?
先日、ゴルフ友達とラウンド中にこんな話になりました。ゴルフ友達から「会社の上司はベースボールグリップ。先日、どのぐらいの強さで握っているか聞いたら、『ギュー!と強く握っているよ!』と言っていた。本当に強く握っているらしく、それで真っすぐ200ヤード以上キャリーさせてくる。グリップはそんなに強く握ってはダメと言われているでしょう? でも結果を出している人もいる。これってどう思う?」と聞かれました。
私は、「実際に見ていないからなんとも言えないけど、ギューと握る方が上司の方には合っているということだと思う。結果が出ているならそれでいいと思うけどね」と答えました。
すると、ゴルフ友達は「でもセオリーはゆるゆるなんだよね?」と聞いてきました。私は「そうだよ。10段階の3から4ぐらいが理想と言われている。では、ギューと握って真っすぐ200ヤード以上飛ぶのと、ゆるゆるで握ってキャリーが180ヤードだったらどちらの方がいい?」と逆に聞き返しました。私のゴルフ友達は「もちろんギューと握って真っすぐ200ヤード以上!」と答えました。
みなさんはグリップをどれぐらいの強さで握っていますか? ゆるゆるに握るのがセオリーですが、そもそもグリッププレッシャーを計測するのが難しいので、ゆるゆるかどうかを判断することができませんよね。そうすると、私は結果で最適かどうかを判断するしかないかなと思っています。

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セオリーに縛られて逆に苦戦していませんか?
あくまで私見になりますが、アマチュアゴルファーはセオリーに縛られ過ぎているような気がしています。今回のテーマのグリッププレッシャーの強さはその代表例です。ゆるゆるに握るのがセオリーですが、ゆるゆるに握って当たり負けしていては全く意味がありません。当たり負けしてしまうと真っ直ぐ飛ばないですし、飛距離もロスしてしまいます。それならグリップを握る強さを今よりも強くして当たり負けしない方が結果は良くなると思います。
ゆるゆるに握るのがセオリーとしても、そもそもゆるゆるの基準自体が曖昧ですよね。10段階の3から4ぐらいの強さと言われても、人によって感覚は変わりますし、それが本当に3から4の強さなのかも測ることはできません。ある人の3の強さが他の人では5の強さということも当然あり得ます。また、人によって体格も柔軟性も、スイングも違うので、そもそも最適なグリッププレッシャーをひとつの表現で示すのは難しいと思います。体格のいいスポーツマンの方と力の弱い方が同じグリッププレッシャーというのもおかしな話だと思います。
巷にはいろいろなセオリーがあふれていますので、ついついそれに流されがちです。ただ、私はセオリーに縛られて結果が出ないよりは、セオリーからは外れているけど結果が出た方が良いと思います。もちろん人によって、その答えは変わると思いますので、セオリーを守ること自体を否定はしていませんよ。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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