1. TOP メニュー
  2. ゴルフ知恵袋
  3. バンカー内でやっていいこと悪いこと。間違えると2罰打もあるから覚えておきたい6ルール

バンカー内でやっていいこと悪いこと。間違えると2罰打もあるから覚えておきたい6ルール

ゴルフのルール&マナー

2025/07/16 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

バンカー

ジェネラルエリアやペナルティーエリアとは区別されているバンカー。そこには独自のルールがいくつかあり、知らないとペナルティーが科せられることも。プレー中に迷わないように、「やっていいこと」と「やってはいけないこと」を、しっかり頭に入れておきましょう。

OBで打ち直す場合は、砂をならしてからドロップしてもOK

バンカーで絶対にやってはいけないのは、砂質を知ろうとする動き。クラブや手で砂を触ったり、足で穴を掘る(足場を固めるためにグリグリするのはOK)などの行為をすると、「砂のテストをした」とみなされペナルティーが科せられます。本人に自覚がなくても、これらのことをやるのはNGです。
一方、明らかにテストでない行為は、ルール違反にはなりません。この大原則をしっかり覚えておきましょう。

バンカー内でクラブが砂に触れてしまった→2罰打

このルールはご存じの人も多いのではないでしょうか。球がバンカーにあるときは、砂面にクラブが触れると2罰打が科せられます。また、そのつもりはなくても、ストロークのバックスイング中にヘッドが砂に触れた場合や、素振りをしたときに触れた場合も2罰打となります。

ただし、バンカー内に入るとき、あるいはバンカー内を歩いていたとき、こけそうになったのでクラブをバンカー内に突き刺してしまったなど、プレーとは関係ないところで砂に触れてしまった場合はペナルティーになりません。とはいえ、紛らわしい行為はできるだけ避けた方がいいかもです。

バンカー内に使わないクラブを置いた→無罰

バンカーショットでも使うクラブを決めかねて、クラブを2本持ってバンカーに入ることもあるはず。そういう場合、使わなかったクラブはバンカー内に置いても大丈夫です。ただし、“砂のテスト”と疑われないように、静かに置くことが大事です。
砂をならすためのバンカーレーキや傘もバンカー内への持ち込みはOKですが、同じようにそっと置くようにしましょう。特に傘は、砂に突き刺すと砂のテストをしたとみなされ2罰打になるので注意しましょう。

バンカーショットでボールがバンカーから出なかったので、打ち終わった箇所をならしてから次のボール地点に向かった→無罰

バンカーショットをしたら大ダフリで同じバンカー内の数メートル先にポトリ。とりあえず、今打ったところの砂をならしてボール地点に行くのはOKです。一度打っているので、砂をならす行為がテストとはみなされないからです。
ゴルファーの中には、バンカーから脱出してからすべてをならすという人もいるようですが、プレーファストの観点からも、「打ち終わったらならす」という意識を持っていた方がいいでしょう。

バンカーから打ったボールがOBになったので、砂をならしてからドロップした→無罰

バンカーから打ったボールがOBゾーンに飛び込んだ場合、打った地点を基点に1クラブレングス内のホールに近づかない救済エリアにドロップして、打ち直しとなります。
この際、最初のショットで凸凹になってしまった砂はならしても構いません。同じバンカーから打っているので、テストには当たらないからです。再びミスを犯さないためにも、きれいにならしてからドロップしましょう。

バンカーショットを打ち終わったあと砂をならしたら、そこにボールがもどってきてしまった→無罰

非常にレアなケースですが、バンカーから出て土手に止まったと思っていたボールが、コロコロと転がって戻ってきたということも起こりうることです。この場合、以前は2罰打だったのですが、現在は無罰でプレーが続けられます。

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

知っているとカッコいいかも。スマートゴルファーなら身に付けておきたい“バンカーでの正しい作法”

皆さんが苦手としているバンカーショット。上手くなるためには時間がかかるかもしれませんが、その前に、“バンカーでの正しい...

あわせて読みたい

ボールが木の根元に!! 「これは打てない」と思ったら、すぐにアンプレヤブルを

「1罰打(場合によっては2罰打)を払えば、球を動かして打ってもいいですよ」というのがアンプレヤブル。「打てない」「打つ...

あわせて読みたい

覚えておきたいグリーン上のルール9連発! カラーとグリーンの境目にあるボールを拾う時は、よく注意してね

「覚えておきたいグリーン上のルール」第2弾。普段何気なくやっていることがルールに反していることも多いので、しっかり覚え...

あわせて読みたい