スイングを変えずに飛距離を最大限に引き出してくれる! フォーティーン「NEW DX ドライバー」試打レビュー
石井良介がフォーティーン「NEW DX ドライバー」を詳細解説【Re:フォーティーン】【PR】
スイングを変えることなく自分の最高のパフォーマンスが出るドライバー
では、飛距離性能や見た目などのディテールはどうだったのか。また、4モデルの中から選ぶ上でのポイントや注意点、さらにはどんなゴルファーに適性があるのかなど、細かい点について一気に語ってもらおう。
「飛距離的には4モデルともボール初速が速く、球がフケ上がらなかったのでスピン量は抑え気味の感じですが、ドロップするような球ではなかったので、4モデルでそれぞれ適正にアジャストされていると思います。ただ、このドライバーの場合、飛ぶ、飛ばない、というよりは、コースのいい位置にボールを運ぶことが最優先事項で、それが結果的に飛距離延長につながると考えた方がいい。
自分のスイングに合ったものを使えば飛ぶ。スイングを変えずに自分の最高のパフォーマンスが出るということです」
「もちろん自分のスイングをわかっていないと正しい選択ができませんから、スイングがちゃんとわかる第三者に見てもらう、トラックマンなどで解析するなどして、自分のスイング軌道を明確に把握することが必要。わかっていれば、すごくシンプルに選べます。
スイング軌道がよくわかっていないなら、まずスタンダードなヘッドと呼べそうな『DX-002』から入るといい。このモデル自体、振りやすくて飛ぶバージョン。ちょっとつかまる雰囲気がありながらも左へのミスを消せます。
『DX-002』を打ってチーピンが出たら『DX-001』、スライスが出たら『DX-003』か『DX-004』へ、というチョイスでいいと思います。
ヘッドの見た目は『DX-001』と 『DX-004』がやや小ぶりで、『DX-002』 、『DX-003』は大きい感じ。それぞれウェイトの位置が違いますが、細かいことは気にせず、まず『DX-002』を打って、つかまるかつかまらないか、球が上がるか上がらないかを見て、そこからスタートすれば合うものに辿り着けるはずです。
その後の微調整はウェイトやシャフト、ポジション変更で補えばいいでしょう。
おそらく『DX-001』と『DX-004』、『DX-002』と『DX-003』で悩むことはないと思います。『DX-001』と『DX-002』および『DX-003』と『DX-004』ではちょっと迷うかもしれませんが、インサイドアウトかアウトサイドインかの判断さえ間違えなければ大丈夫。
あとはヘッドの大きさ基準で『DX-001』か『DX-004』、もしくは『DX-002』か『DX-003』を選ぶ手もあります。僕が打った感じでは、スライサーには『DX-003』。チーピン持ちには『DX-001』。スライスがどうにもならない人には『DX-004』。いずれにしても4つの棲み分けがハッキリしているので、どれか一つは必ず合うはずです」
多くの人が“真っすぐ飛ぶからいいね!”という結論に落ち着く
「4つのモデルを打っていくと、フォーティーンが自社のポリシーにのっとり、アマチュアにフォーカスして作ったドライバーだということがひしひしと伝わってきました。
大手メーカーはプロ向きのクラブをベースに開発を進めていると思います。それに対しフォーティーンはアマチュア発信のボトムアップ方式で作っているのがすごく良いし、今作ではそれが一層うまく表現されています。
純正シャフトもワンフレックスで迷わせない。かなりしっかりしていて、僕が普通に打っても頼りなさは全くなく、そのままコースに出られる感じでした。本当に自分のスイングに合ったドライバーを探す、という意味ではうってつけのラインナップ。
フォーティーンだからできた意欲作と言えるでしょう」
ただ、スイングありきでパフォーマンスを発揮するヘッドですから、スイングが変わればヘッドのパフォーマンスも変わります。
例えば、あなたのスイング軌道がアウトサイドイン&ダウンだとしましょう。その場合、現状に対処するなら『DX-003』を使えばいいですが、インサイドアウト系にスイングを変えていくと引っかかりはじめ、やがてチーピンが止まらなくなって『DX-003』を使い続けられない可能性があるということです。
そのくらい見事にコンセプト通りに完成されたドライバーである、ということなのですけどね。
ですから、“スイングを変えている時間がない”とか“自分のスイングはもうこのまま変わらない”と達観している人にはドンピシャです。
レッスンに来られるアマチュアの方は“スイングがバラバラなんです”と言いますが、大多数の方は、スイングは一緒でフェースの向きがバラバラになっています。それがスイングに由来する人もいれば、クラブが合っていない人も結構いるので、まずスイングはこうですよ、だからこのクラブを使ってみましょう、と段階を追えば、クラブとスイングがうまい具合に歩み寄って非常に良い結果をもたらす気がします。
特に今人気のクラブは割と個性が強いモデルが多い。つかまる、つかまらないがハッキリしているんですが、その意味では「NEW DX ドライバー」はちょっと毛色が違うので打ってみてほしい。多くの人が、“真っすぐ飛ぶからいいね”という結論に落ち着くと思います」
フォーティーンのモノづくりにおけるターゲットはアマチュアゴルファー。これまで以上に個々のスイングやスキルに寄り添ったドライバーが「NEW DX ドライバー」と言えそうだ。フォーティーンがこだわってきた長尺を脱却したあたりにも、その意気込みがうかがえる。
フォーティーン公式「NEW DX DRIVER」2nd Episode
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